一粒の麦

  • 62分
  • 35mm・20fps・無声・白黒

キリスト教社会主義運動家として名高い賀川豊彦による同名小説の映画化。奉公先で不義理を働き故郷に戻ってきた嘉吉(里見)だが、大酒飲みの父や、病の弟などによって家庭は困窮していた。苦しい現実から逃げ出そうとするが、神の道を説く村野先生の仲間となり社会運動へ参画する。やがて嘉吉が徴兵されると、彼の運動に共鳴した芳枝(歌川)は、嘉吉の家族を献身的に支えるが…。禁酒運動や立体農業など賀川の思想が散りばめられており、本作を携えて渡米した賀川によって米国でも上映された。撮影は『西鶴一代女』(1952、溝口健二)で知られる平野好美。

(原版寄贈:賀川豊彦記念松沢資料館)

1932(大衆文芸映画)(監)福西ジョージ(原)賀川豊彦(脚)山本三八(撮)平野好美(出)里見明、月岡正美、歌川絹枝、中村園枝、大井正夫、玉島愛造、八幡順一郎、矢野伊之助、川島美奈子

  • 長瀬記念ホール OZU
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