大乗の國

  • 71分
  • 35mm・白黒

1939年10月の映画法の施行後、国は翌40年に文化映画の強制上映を全国に実施。東宝でも文化映画部の中に、監査役の池長浩久を会長にして東宝国策映画協会を新設した。同協会が『皇道日本』(1939、青木泰介)に続いて製作した作品である。我が国への仏教渡来からその後の普及発展を、各地の寺院や美術品等を織り交ぜて描く。脚本に映画史家の田中純一郎が、撮影・構成には円谷英二が参加。同年開場した東宝四階劇場で一般公開された。東宝国策映画協会はこの2本のみの製作で役割を終えたが、戦後、製作に奔走した宣伝部の鷹村勝が秘匿し、占領軍の没収を免れた。

(原版提供:本地陽彦)

1940(東寶國策映画協會)(監)藤本修一郎(原)山中厚嗣(脚)田中純一郎(撮)平野好美、髙坂利光、矢田喬一、山中實(美)武藤契舟(音)飯田信夫

印の回は上映前に、本地陽彦氏(日本映画史研究家)による解説(約20分)があります。

  • 長瀬記念ホール OZU
    解説あり
  • 長瀬記念ホール OZU