18幻日(げんじつ) 夏目漱石「夢十夜」に()

  • 86分
  • 35mm・調色

夏目漱石の小説に想を得て綴られる武智鉄二の異色作。日々の閉塞した生活に追われる主人公・庄太郎(内田)の、現実から逃避するかのような夢や妄想が次々と表出する。日本画家の中村正義が、小林正樹の『怪談』(1964)に続いて劇中画を提供している。本作は完成以来長らく未公開とされていた。トーキー作品には珍しく、美しいセピア調色が施されたプリントによる全長版での上映。

1966(英昭プロ)(監・脚)武智鉄二(原)夏目漱石(撮)高田昭(美)大森実(音)湯浅譲二(出)内田良平、川口秀子、津崎公平、柴田恒子、川口裕

  • 長瀬記念ホール OZU
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