4誇り高き挑戦

  • 89分
  • 35mm・白黒

深作の名を一躍高めた社会派サスペンス。鉄鋼業界紙の記者黒木(鶴田)は、かつて自分にリンチを加えて傷を負わせた高山(丹波)が、現在は武器密輸ブローカーとして暗躍しているのを知り、追いつめようとする。深作の批判は権力者のみならず、主権を回復しても占領期と何ら変わらない日本社会の構造全体に向けられている。梅宮辰夫がカメラマン役で深作映画初出演。なお、冒頭はニュー東映のロゴで始まるが、ニュー東映は1961年11月に解消され、本作は深作最初の東映本体作品となった。

1962(東映東京)(監)深作欣二(脚)佐治乾(撮)星島一郎(美)荒木友道(音)河辺公一(出)鶴田浩二、丹波哲郎、梅宮辰夫、中原ひとみ、楠侑子、大空眞弓、小沢栄太郎、山本麟一、チコ・ローランド、山口勇、神田隆

  • 長瀬記念ホール OZU
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