11からすとすずめ烏鴉与麻雀

- 112分
- 35mm・白黒
戦後の新中国映画を代表する作品。1948年秋、上海の左翼映画人たちが、国民党政府崩壊の予感を抱きつつ撮影を開始。撮影用と検閲用の2種類の脚本を用意して政府の目をかいくぐりながら進め、翌年の人民解放軍による上海占領後に完成させた。国民党高官(李)が、自身が占拠する中古ビルの権利を売却しようとするのをきっかけに、中学教師の華夫妻(孫、上官)や闇屋の肖夫妻(趙、呉)などビルの住人たちが利己的に行動し始めるさまが、活き活きとしたリアリズムで描かれる。
1949(中国/崑崙影業公司)(監・脚)鄭君里(原・脚)陳白塵(脚)沈浮、王林谷、徐韜(脚・出)趙丹(撮)苗振華、胡振華(美)牛葆ロン、徐醒(音)王雲階(出)魏鶴齢、孫道臨、李天済、黄宗英、上官雲珠、呉茵、王蓓
- 長瀬記念ホール OZU
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