11歌舞伎役者 片岡仁左衛門 登仙の巻

  • 158分
  • 16mm・カラー

6部作の最終作は、仁左衛門の最晩年を捉え続ける。「楼門(さんもん)五三(ごさんの)(きり)」の石川五右衛門や「八陣(はちじん)守護(しゅごの)(ほんじょう)」の佐藤正清など、90歳にしてなお初役を務める若々しい姿や、長く上演されなかった「鬼一(きいち)法眼(ほうげん)三略巻(さんりゃくのまき)」三段目・奥庭の場を、諸先輩から受け継いだ芸を残していく責任感と共に上演する姿が映し出される。喜代子夫人をはじめ、仁左衛門を支えた女性たちの存在も印象深い。

1994(企画:仁左衛門丈の芸談をきく会|製作:自由工房)(監)羽田澄子(製)工藤充(撮)西尾清、宗田喜久松、佐藤和人(録)滝澤修(出)片岡仁左衛門、片岡我當、片岡秀太郎、片岡孝夫、中村鴈治郎、尾上梅幸、中村富十郎、市村羽左衛門、中村梅玉、片岡蓉有子、片岡静香、片岡喜代子

  • 小ホール