30原一男

  • 93分

「撮る」者として、「撮られる」者を挑発することも辞さず、というかつてない方法論で日本のドキュメンタリー映画の風景に本質的な変容を迫った原一男(1945-)。自立した生を目指す小児まひ患者たちを捉えた『さようならCP』(1972)に続き、2作目『極私的エロス・恋歌1974』では、沖縄へ渡ったかつての伴侶から自力出産を撮ってほしいと依頼された原が、新しいパートナーを伴って撮影に臨む。二人の女が、撮影者である男=監督に対して感情を吐き出す様がどこまでも生々しい。

■3/1(日)4:00pmの上映は中止になりました。

極私的エロス・恋歌1974

  • 93分
  • 16mm・白黒

1974(疾走プロダクション)(監・撮)原一男(製)小林佐智子(録)久保田幸雄(編)鍋島惇(音)加藤登紀子

  • 長瀬記念ホール OZU