3羽仁進

  • 計101分

数ある戦後派プロダクションの中でも、特にユニークな演出家を輩出した岩波映画製作所を象徴するのが、『教室の子供たち』や『絵を描く子どもたち』の成功で若くして脚光を浴びた羽仁進(1928-)である。デビュー初期の撮影対象は子どもと動物であり、特に動物はその後も大切なモチーフとなってゆく。脚本や演技に寄りかかってきた旧来の「文化映画」のスタイルを排し、動きが予想できない相手を撮ることの意味を世に問うた羽仁のセンスは、この分野に新世代の訪れを印象づけた。

教室の子供たち ―学習指導への道―

  • 29分
  • 35mm・白黒

1954(岩波映画製作所)(監・脚)羽仁進(製)吉野馨治(撮)小村静夫(録)桜井善一郎(解)石原久子

動物園日記

  • 72分
  • 16mm・白黒

1957(岩波映画製作所)(監・脚)羽仁進(製)吉野馨治(撮)今野敬一(録)桜井善一郎(音)和田則彦

  • 長瀬記念ホール OZU
  • 長瀬記念ホール OZU