26長野千秋

  • 65分

舞踏の創始者大野一雄は、舞台公演を行わなくなった1968年以降、映画作家長野千秋(1931-)とともに映画作りに没頭し、実験精神にあふれた「O氏三部作」を発表した。『O氏の肖像』はその第1作にあたり、以下『O氏の曼荼羅』(1971)、『O氏の死者の書』(1976)と続く。長野は日映科学映画製作所でPR映画に携わった後、フリーランスとしてアヴァンギャルド芸術をめぐる映画を志向、身体表現への関心を深めるうちに舞踏の世界を発見した。本作では自宅近くの野や寺などを自在に動き回る大野と、撮影する長野の共犯的関係が魅力を放っている。

■3/5(木)3:00pmの上映は中止になりました。

O氏の肖像

  • 65分
  • 16mm・白黒

1969(構・製・撮)長野千秋(出)大野一雄

  • 長瀬記念ホール OZU