22松本俊夫

- 計97分
日本の実験映画の草分け、松本俊夫(1932-2017)は新理研映画の『マンモス潜凾』(1956)でデビュー、その後の「記録映画」誌上などでの精力的な批評活動で時代の寵児となった。1960年代の松本はドキュメンタリーとアヴァンギャルドの統合を唱え、自身「ネオ・ドキュメンタリズム」という概念を提示した。今回は「西陣織」という伝統産業とその製品の価値を宙づりにした問題作『西陣』をはじめ、松本の初期の作品を主に上映する。『凧』は国際交流基金の企画による日本文化の海外紹介用映画で、上映される機会の少ない一本である。
春を呼ぶ子ら 進路指導シリーズ 展望編
- 21分
- 16mm・白黒
1959(新世界プロダクション)(監・脚)松本俊夫(製)矢野新一(撮)上村龍一(音)三善晃(解)宮田浩太郎

西陣
- 25分
- 16mm・白黒
1961(京都記録映画をみる会=「西陣」製作実行委員会)(監・脚)松本俊夫(製)浅井栄一(脚)関根弘(撮)宮島義勇(録)片山幹男、甲藤勇(編)宮森みゆり、守随房子(音)三善晃(解)日下武史

石の詩
- 24分
- 16mm・白黒
1963(東京放送=東京テレビ映画)(構)松本俊夫(写真)アーネスト・サトウ(音響)奥山重之助(音)秋山邦晴(解)流政之

凧 [日本語版]
- 27分
- 16mm・カラー
1976(東宝アドセンター)(監・脚)松本俊夫(製)柴田輝二(撮)押切隆世(編)岩佐寿枝

- 長瀬記念ホール OZU
- 長瀬記念ホール OZU