21松川八洲雄

- 計119分
新理研映画を皮切りに、各社で優れた美術映画、PR映画を発表しつつ、自主製作にも活動を広げた「映像のアルチザン」松川八洲雄(1931-2006)。『仕事=重サ×距離』は、三菱長崎造船所の労働者たちに焦点を当てた作品で、音楽は用いず、詩のような岸田今日子の語りと工員のインタビューで構成している。長篇『不安な質問』は、大量生産の食品に頼ることを拒んで自主管理の農場運営を決意した「たまごの会」の人々の暮らしを記録した自主製作映画。大家族のような農場の宴会で、歌謡曲「ラブユー東京」を大合唱するシーンが忘れがたい。
*2/26(水)7:00pm回は、間宮芳生氏(『不安な質問』音楽)による上映前トーク(2/27更新)
仕事=重サ×距離 三菱長崎造船所からのレポート
- 34分
- 16mm・カラー
1971(日本リクルートセンター)(監・脚)松川八洲雄(製)江口昭彦(撮)瀬川順一(音響デザイン)大野松雄、大橋鉄矢(朗読)岸田今日子

不安な質問
- 85分
- 16mm・白黒
1979(たまごの会映画委員会)(監・脚)松川八洲雄(製)松川義子、湯浅欽史、武田哲夫(撮)瀬川順一(録)弦巻裕(音)間宮芳生

- 長瀬記念ホール OZU
- 長瀬記念ホール OZU
*上映前トークあり