2野田真吉

  • 計97分

戦前の「文化映画」時代からのベテランでありながら、多くの尖鋭的な芸術運動に参加し、円熟とはかけ離れた挑戦的な姿勢で、常に意欲的な創作=批評活動を展開した野田真吉(1916-1993)。1970年代以降の野田は民俗学映像に傾斜してゆくが、今回は主に野田と美術との関わりに焦点を当て、美術評論家瀬木慎一と組んでイヴ・クラインの“青”の世界に挑んだ『モノクロームの画家 イヴ・クライン』、そして親友である反骨の画家山下菊二の創作と生活を1969年から1972年まで追った映像からなる『くずれる沼 あるいは 画家・山下菊二』を上映する。

忘れられた土地 生活の記録シリーズII

  • 30分
  • 16mm・白黒

1958(東京フイルム)(監・脚)野田眞吉(撮)高橋佑次(録)大橋鉄矢(音)間宮芳生(解)高島陽

モノクロームの画家 イヴ・クライン [YVES KLEIN LE MONOCHROME]

  • 29分
  • 16mm・カラー

1964(美術映画協会)(構・編)野田真吉(製)瀬木慎一(録)奥山重之助(音)武満徹

くずれる沼 あるいは 画家・山下菊二

  • 38分
  • 16mm・白黒

1977(雷社)(監・製・編)野田眞吉(撮・音)長谷川元吉(撮)亘真幸(録)本間喜美雄、井上洋右(出)山下菊二

  • 長瀬記念ホール OZU
  • 長瀬記念ホール OZU