18東陽一

- 91分
新世代のドキュメンタリーを志した「青の会」の一員として、広告の渦巻く都市社会を描いた短篇『A FACE』(1963)を発表した東陽一(1934-)は、同じ岩波映画製作所出身のプロデューサー高木隆太郎と組んだ『沖縄列島』で長篇デビューを果たす。アメリカ施政下の琉球が抱え込んだ混沌とした現実を鮮烈に提示しており、B-52爆撃機の轟音やパイナップル畑を踏みしめる労働者の足音など、久保田幸雄らによる録音の力も存分に感じ取ることができる。
沖縄列島
- 91分
- 35mm・白黒
1969(東プロダクション)(監・脚・編)東陽一(製)高木隆太郎(撮)池田傳一(録)久保田幸雄、本間喜美雄(音)松村禎三(解)岡村春彦、村松克己

- 長瀬記念ホール OZU
- 長瀬記念ホール OZU