15黒木和雄

- 計109分
『佐久間ダム』などの助監督や、伊勢長之助の編集助手を経てデビューした黒木和雄(1930-2006)。東京電力横須賀火力発電所の建設記録『ルポルタージュ 炎』では、伊勢に象徴される、現場と編集を分業する旧来のシステマティックな産業映画からの逸脱の意志を明確にし、以降もPR映画らしからぬPR映画を連発した。土本典昭、小川紳介ら岩波映画製作所に集う若き有志「青の会」のリーダー格として、こうした黒木の映画作りの実践は、その後の「作家のドキュメンタリー」の時代を準備する。
ルポルタージュ 炎
- 40分
- 35mm・カラー
1960(岩波映画製作所)(監・脚)黒木和雄(製)小口禎三(撮)小村靜夫(録)久保田幸雄(音)松村禎三(解)長門裕之

恋の羊が海いっぱい
- 20分
- 35mm・カラー
1961(岩波映画製作所)(監)黒木和雄(製)小口禎三(脚)羽田澄子(撮)清水一彦(美)朝倉摂(録)長谷川良雄(音)小野崎孝輔(衣裳)森英恵(解)大平透(出)ペギー葉山、岡乃桃子、及川久美子、久里千春

わが愛北海道
- 49分
- 35mm・カラー
1962(岩波映画製作所)(監・脚)黒木和雄(製)小口禎三、坊野貞男(撮)清水一彦、渡辺重治(録)久保田幸雄(音)松村禎三(解)木村功(出)及川久美子、関口正幸

- 長瀬記念ホール OZU
- 長瀬記念ホール OZU