トム、トム、笛吹きの息子Tom, Tom, the Piper’s Son

- 122分
- DCP・無声・白黒
群衆による祝祭のカオスを描き出した最初期の喜劇映画『トム、トム、笛吹きの息子』(1905)を再撮影の素材として、ズームやパン、高速・低速再生といった様々な視覚的効果によって作品本来の意味を解体し、映像の多義的な細部や物質性へと視線をいざなう「構造映画」の代表作。映画表現の可能性に挑み続けたケン・ジェイコブス(1933-2025)による、ビリー・ビッツァー撮影のオリジナル版に対するクリティカルな解釈は、初期映画の再評価をめぐる国際的な議論を呼び起こした。
1969(監)ケン・ジェイコブス
★の回は上映後に、西嶋憲生氏(映像研究者)による講演(約40分)があります。
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長瀬記念ホール OZU
★トークあり
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長瀬記念ホール OZU
