ロン・ライス作品集(2)

- 計66分
『無感覚』では、メキシコ旅行の記録が既存の映画文法に縛られず詩的に紡がれる一方、『チュムラム』は、多重焼付と鮮やかな色彩が織りなすイメージの氾濫によって、幻想的で反規範的なムードへと観客を誘う。検閲や不当な低評価によって米国での活動に限界を感じていたライスは、メキシコに活動の場を移すものの、その矢先に客死する。完成版には登場しないはずのテイラー・ミードらしき人物が一瞬映る『チュムラム』のアウトテイクと、次作に向けてメキシコで撮影されていた未完成のフッテージを併せて上映する。
★印の回は上映後に、アンソロジー・フィルムアーカイブスのジョン・クラックスマン氏による講演(約40分、逐次通訳付き)があります。
チュムラムChumlum
- 23分
- 35mm・カラー🅰
1964(監)ロン・ライス(音)アンガス・マクリーズ(出)ビバリー・グラント、ジャック・スミス、マリオ・モンテス

無感覚Senseless
- 28分
- DCP・白黒🅰
1962(監・脚)ロン・ライス

チュムラム アウトテイクChumlum Outtakes
- 3分
- DCP・無声・カラー🅰
1964(監)ロン・ライス

メキシコにおける未完のフッテージ
- 12分
- DCP・無声・白黒/カラー🅰
1964(監)ロン・ライス

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長瀬記念ホール OZU
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長瀬記念ホール OZU
★トークあり
