逝ける映画人を偲んで 2023-2024
In Memory of Film Figures We Lost in 2023-2024

概要
日本映画の輝かしい歴史を築き、惜しまれながら逝去された映画人の方々を、故人が関わった映画作品の上映を通じて追悼する企画「逝ける映画人を偲んで」。今回は、2023年1月1日から2024年12月31日の間に逝去された80名以上の方々を追悼対象として、84作品(60プログラム)を上映し、それぞれの業績を回顧・顕彰します。
ゆかりの方々、そして映画ファンの皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。
開催概要
- 会期
- 2025年12月9日(火)-12月26日(金)、2026年2月10日(火)-3月22日(日)※会期中の休館日:月曜日
- 会場
- 長瀬記念ホール OZU(2階)
- 定員
- 310名(各回入替制・全席指定席)/各回の開映後の入場はできません。
- 主催
- 国立映画アーカイブ
[NFAJプログラムNo.69 | 上映会番号 490]
プログラム
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慟哭114分・1952・(出)阿部壽美子(夏川文子) -

おトラさんのお化け騒動59分・1958・(出)小櫻京子(お豆さん) -

東海道四谷怪談77分・1959・(脚・助監督)石川義寛 -

打倒 KNOCK DOWN82分・1960・(出)稲垣美穂子(美知子) -

狂熱の果て78分・1961・(監・脚)山際永三 -

ハイティーンやくざ72分・1962・(美)千葉和彦(出)上野山功一(小林) -

若い季節88分・1962・(出)中真千子(美枝)、犬塚弘(犬塚) -

久里洋二 短篇アニメーション作品集計87分 -

いれずみ半太郎90分・1963・(出)丘さとみ(お仲) -

三大怪獣 地球最大の決戦93分・1964・(怪獣造形)村瀬継蔵(光学作画)飯塚定雄(スクリプター)鈴木桂子(出)勝部義夫(新聞記者) -

あこがれ85分・1966・(脚)山田太一 -

夢は夜ひらく81分・1967・(出)園まり(矢沢マリ)、山本陽子(片桐洋子) -

妻二人93分・1967・(出)伊藤孝雄(小林章太郎) -

強虫女と弱虫男98分・1968・(美)井川徳道(プロデューサー)桑原一雄 -

薔薇の葬列104分・1969・(音)湯浅譲二(出)児玉謙次、坂本長利 -

無常*143分・1970・(音)冬木透(出)花ノ本寿(岩下)、河東けい(お種)、寺田農(やくざ) -

©Keiichi Tanaami田名網敬一作品集計51分 -

女生きてます 盛り場渡り鳥89分・1972・(脚)掛札昌裕(出)中村メイコ(竜子)、財津一郎(石井医師) -

武田純一郎作品集計75分 -

本陣殺人事件106分・1975・(出)中尾彬(金田一耕助) -

同胞127分・1975・(出)赤塚真人(斉藤忠治) -

わたしのSEX白書 絶頂度*71分・1976・(脚)白鳥あかね -

©東映好色源平絵巻*62分・1977・(監・脚)深尾道典(出)唐十郎(源義朝) -

原色の蝶は見ていた72分・1978・(出)火野正平(上田)、財津一郎(刑事) -

月山102分・1979・(脚)高山由紀子(出)鈴木瑞穂(方丈) -

翔べイカロスの翼112分・1980・(出)奈良岡朋子(徹の母) -

魔界転生122分・1981・(美)井川徳道(衣裳アドバイス)辻村ジュサブロー(出)犬塚弘(宗五郎)、鈴木瑞穂(小笠原少斎)、三谷昇(旅僧) -

戦場のメリークリスマス123分・1983・(音・出)坂本龍一(ヨノイ大尉) -

きつね104分・1983・(監)仲倉重郎 -

ロケーション99分・1984・(装飾)小池直美(出)西田敏行(べーやん) -

絶倫海女 しまり貝*69分・1985・(監)藤浦敦 -

ドラえもん のび太と鉄人兵団98分・1986・(美術設定)川本征平(音響効果)柏原満(声)大山のぶ代(ドラえもん)、小原乃梨子(のび太) -

うれしはずかし物語89分・1988・(脚)竹山洋(出)寺田農(三国裕介) -

火垂るの墓88分・1988・(美)山本二三(音)間宮芳生 -

行き止まりの挽歌 ブレイクアウト110分・1988・(出)団時朗(福永) -

いこかもどろか109分・1988・(監)生野慈朗(記録)白鳥あかね -

黒い雨123分・1989・(出)山田昌(岡崎屋タツ)、三谷昇(郵便局長) -

鉄拳127分・1990・(美)高橋章 -

©1990松竹株式会社われに撃つ用意あり READY TO SHOOT106分・1990・(編集)鈴木歓 -

東京上空いらっしゃいませ109分・1990・(脚)榎祐平(装飾)小池直実 -

渋滞109分・1991・(監・脚)黒土三男(スクリプター)白鳥あかね(出)犬塚弘(遠藤船長) -

©ファーイーストクラブいつか どこかで110分・1991・(装飾)尾関龍生 -

ゴジラVSキングギドラ103分・1991・(スーツアクター)薩摩剣八郎 -

12人の優しい日本人115分・1991・(装飾)山田好男 -

地球交響曲 GAIA SYMPHONY130分・1992・(監)龍村仁 -

橋のない川139分・1992・(出)加茂さくら(志村かね)、寺田農(志村広吉) -

絶倫!! 好色一代[『ニッポンの猥褻』改題版]*58分・1993・(出)久保新二(橋本鉄) -

急にたどりついてしまう90分・1995・(監・脚・製作)福間健二 -

Love Letter116分・1995・(エグゼクティブ・プロデューサー)阿部秀司(記録)白鳥あかね(出)中山美穂(渡辺博子/藤井樹) -

学校の怪談499分・1999・(画コンテ)橋爪謙始 -

©2004「死に花」製作委員会 死に花120分・2004・(音響効果)岡瀬晶彦(出)中村靖日 -

©パンドラショージとタカオ158分・2010・(監・撮・編集・声)井手洋子
■久我美子(1931-2024)
華族の家柄に生まれるも原節子に憧れ、15歳で第1期東宝ニューフェイスに応募し合格。境遇に負けぬ芯の強い女性像を数々演じて多くの名匠に起用された。1954年には当時の五社協定を標的に、自由に作品を選びたいと、有馬稲子、岸惠子とともに「文芸プロダクションにんじんくらぶ」を設立した。
■小沼勝(1937-2023)
北海道小樽市出まれ。1961年、日活に入社。助監督として経験を積んだ後、1971年に『花芯の誘い』で映画監督デビューを果たす。以後、ロマンポルノの代表的監督として40本以上の作品を手がけた。歪な男女の関係性を耽美的に描写することに定評があり、その資質はSMものにおいて最も顕著に発揮された。
■中島貞夫(1934-2023)
千葉県生まれ。東京大学文学部卒業後、東映に入社。京都撮影所でマキノ雅弘らに師事する。1964年、『くノ一忍法』で監督デビュー。『893愚連隊』(1966)、『あゝ同期の桜』(1967)などで注目され、1967年の退社後も東映作品を中心に多彩な作品を発表。1987年には大阪芸術大学教授に就任し、後進育成に力を注いだ。
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くノ一化粧*90分・1964・(監・脚)中島貞夫(出)弓恵子(天姫) -

日本暗殺秘録142分・1969・(監・脚)中島貞夫(出)唐十郎(島田一郎) -

鉄砲玉の美学97分・1973・(監)中島貞夫(音)PANTA(頭脳警察)
- (監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (出)=出演 (声)=声の出演 (解)=解説・ナレーション
- スタッフ、キャスト欄の人名は原則として公開当時の表記を記載しています。
- 上映をもって追悼する方々の名前は、青色で表示しています。出演者の場合、カッコ内は映画中の役名です。
- 上映分数は当日のものと多少異なることがあります。
- 不完全なプリントや状態の悪いプリントが含まれていることがあります。
- *が付いている作品は、公開当時成人指定を受けた作品です。当該の上映回に女性専用席を設けます。
- NEWとある作品はニュープリントでの上映です。
- ★の回は講演がございます。
上映カレンダー
| 12/9(火) | |
|---|---|
| 12/10(水) | |
| 12/11(木) | |
| 12/12(金) | |
| 12/13(土) | |
| 12/14(日) | |
| 12/15(月) | 休館日 |
| 12/16(火) | |
| 12/17(水) | |
| 12/18(木) | |
| 12/19(金) | |
| 12/20(土) | |
| 12/21(日) | |
| 12/22(月) | 休館日 |
| 12/23(火) | |
| 12/24(水) | |
| 12/25(木) | |
| 12/26(金) | |
| 12/27(土) | 休館日 |
| 12/28(日) | 休館日 |
| 12/29(月) | 休館日 |
| 12/30(火) | 休館日 |
| 12/31(水) | 休館日 |
| 1/1(木) | 休館日 |
| 1/2(金) | 休館日 |
| 1/3(土) | 休館日 |
| 1/4(日) | 休館日 |
| 1/5(月) | 休館日 |
| 1/6(火) | 休館日 |
| 1/7(水) | 休館日 |
| 1/8(木) | - |
| 1/9(金) | - |
| 1/10(土) | - |
| 1/11(日) | - |
| 1/12(月) | 休館日 |
| 1/13(火) | - |
| 1/14(水) | - |
| 1/15(木) | - |
| 1/16(金) | - |
| 1/17(土) | - |
| 1/18(日) | - |
| 1/19(月) | 休館日 |
| 1/20(火) | - |
| 1/21(水) | - |
| 1/22(木) | - |
| 1/23(金) | - |
| 1/24(土) | - |
| 1/25(日) | - |
| 1/26(月) | 休館日 |
| 1/27(火) | - |
| 1/28(水) | - |
| 1/29(木) | - |
| 1/30(金) | - |
| 1/31(土) | - |
| 2/1(日) | - |
| 2/2(月) | 休館日 |
| 2/3(火) | - |
| 2/4(水) | - |
| 2/5(木) | - |
| 2/6(金) | - |
| 2/7(土) | - |
| 2/8(日) | - |
| 2/9(月) | 休館日 |
| 2/10(火) | |
| 2/11(水) | |
| 2/12(木) | |
| 2/13(金) | |
| 2/14(土) | |
| 2/15(日) | |
| 2/16(月) | 休館日 |
| 2/17(火) | |
| 2/18(水) | |
| 2/19(木) | |
| 2/20(金) | |
| 2/21(土) | |
| 2/22(日) | |
| 2/23(月) | 休館日 |
| 2/24(火) | |
| 2/25(水) | |
| 2/26(木) | |
| 2/27(金) | |
| 2/28(土) | |
| 3/1(日) | |
| 3/2(月) | 休館日 |
| 3/3(火) | |
| 3/4(水) | |
| 3/5(木) | |
| 3/6(金) | |
| 3/7(土) | |
| 3/8(日) | |
| 3/9(月) | 休館日 |
| 3/10(火) | |
| 3/11(水) | |
| 3/12(木) | |
| 3/13(金) | |
| 3/14(土) | |
| 3/15(日) | |
| 3/16(月) | 休館日 |
| 3/17(火) | |
| 3/18(水) | |
| 3/19(木) | |
| 3/20(金) | |
| 3/21(土) | |
| 3/22(日) |
- チケットのオンライン発売は各上映日の3日前正午からとなります。
- チケットのオンライン完売情報は、公式チケットサイトにてご確認ください。
- 各回の開映後の入場はできません。予告篇はなく、本篇から上映します。
トークのお知らせ
3月21日(土)13:00の回
「久里洋二 短篇アニメーション作品集」
- ゲスト
- 栗原由行氏(久里実験漫画工房代表理事、久里洋二子息)、古川タク氏(アニメーション作家)
- ゲストは予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。
- トークイベントのみの参加はできません。
チケット案内
- 通常料金
-
- 520円
- 一般
- 310円
- 高校・大学生・65歳以上
- 100円
- 小・中学生
- 無料
- 障害者手帳をお持ちの方(付添者は原則1名まで)
キャンパスメンバーズ(教職員)
キャンパスメンバーズ(学生)
- オンライン販売
- 各上映日の3日前正午から各上映回の開映15分前まで
- 窓口販売(1F)
- 各上映回の開映1時間前から5分前まで若干数販売、お支払いは現金のみ
電子チケット購入方法
- 本ホームページの上映カレンダーからご覧になりたい上映日時の「チケット購入」ボタンを選択。
- 座席と券種を選択。
- メールアドレスやクレジットカードまたはd払いの情報等必要事項を入力。
- 申込が完了しますと、3. で入力したメールアドレスにQRコード付きのチケットが届きます。
入場方法
- チケットのQRコードをスマホ画面、または印刷紙面でご提示ください。
- 学生、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方、国立美術館のキャンパスメンバーズ、優待の方は証明できるものをご提示ください。ご提示のない方はご入場できません。
- 料金区分の違うチケットでは入場できません。差額のお支払で観覧することはできません。
- 各回の開映後の入場はできません。予告篇はございません。
- 開場は開映30分前です。
注意事項
- 特集名、作品名は電子チケットに表示されませんので、お間違いないようご購入、ご提示ください。
- 窓口でご購入いただける当日券は各回1名につき1枚のみです。
- チケットのオンライン完売情報は、公式チケットサイトにてご確認ください。




