よみがえるフィルムと技術
Rediscovering the Beauty of Film & Film Technique

開催概要
- 主催
- 東京国立近代美術館フィルムセンター
- 特別協力
- 一般社団法人 日本映画テレビ技術協会
- 会期
- 2017年5月13日(土)-5月21日(日)
- 会場
- 大ホール
★各回の開映後の入場はできません。 - 定員
- 310名(各回入替制)
- 料金
- 一般520円/高校・大学生・シニア310円/小・中学生100円/障害者(付添者は原則1名まで)、キャンパスメンバーズは無料
- 発券
-
2階受付
- 観覧券は当日・当該回のみ有効です。
- 発券・開場は開映の30分前から行い、定員に達し次第締切ります。
- 学生、シニア(65歳以上)、障害者、キャンパスメンバーズの方は、証明できるものをご提示ください。
- 発券は各回1名につき1枚のみです。
★5月の休館日:月曜日、5月1日(月)-12日(金)
概要
本特集では、一般社団法人 日本映画テレビ技術協会(MPTE)の創立70周年を記念し、フィルムセンターが2015年度から2016年度にかけて復元した日本映画と、同協会の日本映画技術賞や技術選奨を受賞した作品を良質の当館所蔵プリントから厳選して、上映します。
同協会は、戦後間もない1947年5月に映画業界、技術界、学会の有志によって日本映画技術協会として設立されました。その目的として、戦争で停滞した国内の「映画科学技術」の進歩発達を助け、映画文化を高めかつ広めることを掲げ、感光材料、現像、機械、光学、音響、劇場、照明、撮影、美術、映写、小型、規格、用語統一などの委員会を作り、活動を開始しました。ラボと撮影所の技術者を中心に、会員たちは、カラーフィルムの開発やフィルムでの映画技術と表現について研究を重ね、戦後日本映画の復興をリードしていきました。
映画を創るのは人であり、その技術であるように、映画保存もフィルムの特質を熟知した人々とその技術によって支えられています。フィルムでの映画制作や上映が激減した現在でも、アーカイブでは、フィルムを熟知したラボの眼と技術が、フィルム検査からニュープリントの作製、映画復元といった重要な活動で、「映画の真正な姿」を守り続けています。
本特集で、日本映画を支えた撮影、照明、美術、録音など各パートの技術、そして、それらの映画表現とフィルムアーカイブを支えるラボの技術の観点から、フィルムの特性を生かした表現をご堪能ください。皆様のご来場をお待ちしています。
プログラム
■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (照)=照明 (美)=美術・舞台装置 (録)=録音 (音)=音楽 (出)=出演 (解)=解説・ナレーション (声)=声の出演
■スタッフ、キャストの人名は原則として公開当時の表記を記載しています。
■特集には不完全なプリントが含まれていることがあります。
■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。
◆日本映画技術賞受賞作品
グッドバイ(女性操縦法) [改題短縮版]69分・1949・島耕二 煙突の見える場所108分・1953・五所平之助 近松物語102分・1954・溝口健二 座頭市と用心棒116分・1970・岡本喜八 忘れえぬ慕情115分・1956・イヴ・シャンピ 卋界の動き 第一集 朝鮮/エラブの海計81分 その場所に女ありて94分・1962・鈴木英夫 陸軍残虐物語99分・1963・佐藤純弥 古都105分・1963・中村登 マッチ売りの少女/みにくいあひるの子/雪の女王 THE SNOW QUEEN/火宅 能「求塚」より計77分
◆フィルムセンター復元作品
上映日時(チケット購入)
■各回の開映後の入場はできません。
5/13(土) | |
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5/14(日) | |
5/15(月) | 休館日 |
5/16(火) | |
5/17(水) | |
5/18(木) | |
5/19(金) | |
5/20(土) | |
5/21(日) |
イベント
トークイベントのお知らせ
下記の日時で当日の上映作品について15分程の解説を当館研究員が行います。
5月13日(土)1:00pmの回 上映終了後
5月13日(土)4:00pmの回 上映前
5月14日(日)1:00pmの回 上映終了後
5月20日(土)1:00pmの回 上映終了後
- 入場無料
- 当日1回目の上映をご覧になった方は、そのままトークイベントに参加することができます。トークイベントのみの参加もできます。
NFC & MPTE アーカイブセミナーのお知らせ
期間中、フィルムセンターでは日本映画テレビ技術協会との共催によるアーカイブセミナーを開催します。参加をご希望の方は、専用ページをご確認のうえ、お申し込みください。