サイレントシネマ・デイズ 2025
Silent Film Days 2025

概要
世界各地で開催されている無声映画祭と同様に、生演奏や弁士の説明を付けて無声映画を上映する企画。今回は国立映画アーカイブとドイツキネマテークの共同復元プロジェクト(2018-20)によって鮮やかに甦った『除夜の悲劇』(1924)デジタル復元・最長版の国内初上映をはじめ、生誕150年を迎えたD・W・グリフィスの『大疑問』(1919)や、近年新たに収蔵した齋藤寅次郎の『明け行く空』(1929)など無声映画史上の傑作を揃え、6プログラム6作品を上映します。
開催概要
- 会期
- 2025年11月25日(火)-11月30日(日)
- 会場
- 長瀬記念ホール OZU(2階)
- 定員
- 299名(各回入替制・全席指定席)/各回の開映後の入場はできません。
- 主催
- 国立映画アーカイブ
- 協力
- 株式会社橋本ピアノ
[NFAJプログラムNo.68 | 上映会番号 489]
プログラム
-
大疑問The Greatest Question81分・1919・D・W・グリフィス -
除夜の悲劇[デジタル復元・最長版]Sylvester – Tragödie einer Nacht59分・1924・ルプ・ピック -
ヴァリエテVariété 112分・1925・エヴァルト・アンドレ・デュポン -
明け行く空78分・1929・齋藤寅次郎 -
燈台守Gardiens de phare74分・1929・ジャン・グレミヨン -
月世界の女Frau im Mond147分・1929・フリッツ・ラング
- (監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (出)=出演
- スタッフ、キャスト欄の人名は原則として公開当時の表記を記載しています。
- 上映分数は当日のものと多少異なることがあります。
- 不完全なプリントや状態の悪いプリントが含まれていることがあります。
- NEWとある作品はニュープリントでの上映です。
- ♪の回は伴奏付上映です。★の回は弁士・伴奏付上映です。※の回は解説があります。
上映カレンダー
11/25(火) | |
---|---|
11/26(水) | |
11/27(木) | |
11/28(金) | |
11/29(土) | |
11/30(日) |
- チケットのオンライン発売は各上映日の3日前正午からとなります。
- チケットのオンライン完売情報は、公式チケットサイトにてご確認ください。
- 各回の開映後の入場はできません。予告篇はなく、本篇から上映します。
弁士・伴奏付上映
11月27日(木)18:30の回
『月世界の女』
天池穂高(あまいけ・ほだか)/ピアノ
東京藝術大学音楽学部作曲科卒業、同大学院修了。2003年、フィルムセンター(現・国立映画アーカイブ)の特集「小津安二郎の藝術」にて、初めてサイレント映画の伴奏を担当。作編曲活動に加えて、バレエのレッスンピアニストとしても活動している。
11月28日(金)19:00の回
『明け行く空』
佐々木亜希子(ささき・あきこ)/活動写真弁士
山形県酒田市出身。NHK山形放送局でニュースキャスターを務めた後、2001年より活動写真弁士として全国各地の映画祭や上映会、学校公演等に出演。300作以上のレパートリーを持ち、年間約100ステージ以上行う。現在最も活躍する活動写真弁士の一人。
永田雅代(ながた・まさよ)/ピアノ
鹿児島県出身。演歌などの多種多彩なジャンルのアーティストと共演。CD 制作、プロデュースも多数。無声映画の楽士として弁士佐々木亜希子とのコンビは20年、500公演以上で共演している。幅広いジャンルの音楽と作品理解に基づいた即興演奏は定評がある。
11月29日(土)13:00の回
『大疑問』
柳下美恵(やなした・みえ)/ピアノ
武蔵野音楽大学有鍵楽器専修(ピアノ)卒業。1995年、映画生誕百年祭「光の生誕 リュミエール!」以来、国内外の映画館、映画祭で伴奏多数。欧米スタイルの無声映画伴奏(弁士の語りがない音楽による伴奏)を日本で普及し、「映画館にピアノを!」、「ピアノ&シネマ」、「ピアノdeフィルム」など映画館の上映環境作りに注力している。
11月29日(土)19:00の回
『燈台守』
Phew(フュー)/電子楽器
伝説のアート・パンク・バンド、アーント・サリーの創設メンバーであり、1979年解散後はソロとして活動を続ける。2010年代に入り、声と電子音楽を組み合わせた作品を次々に発売し、エレクトロニック・アーティストとしても世界的評価を高めている。
11月30日(日)13:00の回
『ヴァリエテ』
上屋安由美(かみや・あゆみ)/ピアノ
愛知県名古屋市出身。桐朋学園大学音楽学部作曲専攻卒業、同大学研究科修了。同大学音楽学部附属子供のための音楽教室ソルフェージュ講師。これまでポルデノーネ無声映画祭、東京国際映画祭等に出演。ピアノを故・松岡晴子、三輪郁、作曲を三瀬和朗、大家百子の各氏に師事。
11月30日(日)16:00の回
『除夜の悲劇[デジタル復元・最長版]』
長谷川慶岳(はせがわ・よしたか)/ピアノ
東京藝術大学音楽学部作曲科を経て、同大学院修士課程作曲専攻を修了。その後フランスに留学し、パリ・エコール・ノルマル音楽院作曲科にてディプロム・スュペリウールを首席で取得。現在、静岡大学教育学部准教授。作曲や音楽理論を担当している。
トークのお知らせ
11月26日(水)19:00の回
『除夜の悲劇[デジタル復元・最長版]』
- 上映前には、当館館長・岡島尚志による解説(約20分)があります。
- ゲストは予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。
- トークイベントのみの参加はできません。
チケット案内
- 通常料金
-
- 520円
- 一般
- 310円
- 高校・大学生・65歳以上
- 100円
- 小・中学生
- 無料
- 障害者手帳をお持ちの方(付添者は原則1名まで)
キャンパスメンバーズ(教職員)
キャンパスメンバーズ(学生)
- 特別料金
(★印♪印の回) -
- 1,050円
- 一般
- 840円
- 高校・大学生・65歳以上
- 600円
- 小・中学生
- 500円
- キャンパスメンバーズ(教職員)
- 400円
- キャンパスメンバーズ(学生)
- 無料
- 障害者手帳をお持ちの方(付添者は原則1名まで)
- オンライン販売
- 各上映日の3日前正午から各上映回の開映15分前まで
- 窓口販売(1F)
- 各上映回の開映1時間前から5分前まで若干数販売
電子チケット購入方法
- 本ホームページの上映カレンダーからご覧になりたい上映日時の「チケット購入」ボタンを選択。
- 座席と券種を選択。
- メールアドレスやクレジットカードまたはd払いの情報等必要事項を入力。
- 申込が完了しますと、3. で入力したメールアドレスにQRコード付きのチケットが届きます。
入場方法
- チケットのQRコードをスマホ画面、または印刷紙面でご提示ください。
- 学生、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方、国立美術館のキャンパスメンバーズ、優待の方は証明できるものをご提示ください。ご提示のない方はご入場できません。
- 料金区分の違うチケットでは入場できません。差額のお支払で観覧することはできません。
- 各回の開映後の入場はできません。予告篇はございません。
- 開場は開映30分前です。
注意事項
- 特集名、作品名は電子チケットに表示されませんので、お間違いないようご購入、ご提示ください。
- 窓口でご購入いただける当日券は各回1名につき1枚のみです。
- チケットのオンライン完売情報は、公式チケットサイトにてご確認ください。