映画プロデューサー 佐々木史朗
Shiro Sasaki: A Film Producer

開催概要
- 会期
- 2017年6月27日(火)-7月16日(日)
- 料金
- 一般520円/高校・大学生・シニア310円/小・中学生100円/障害者(付添者は原則1名まで)、キャンパスメンバーズは無料
- 会場
- 大ホール
各回の開映後の入場はできません。 - 定員
- 310名(各回入替制)
- 発券
-
2階受付
- 観覧券は当日・当該回のみ有効です。
- 発券・開場は開映の30分前から行い、定員に達し次第締切ります。
- 学生、シニア(65歳以上)、障害者、キャンパスメンバーズの方は、証明できるものをご提示ください。
- 発券は各回1名につき1枚のみです。
★6-7月の休館日:月曜日
概要
フィルムセンターでは、映画プロデューサーに焦点を当てる新たな上映企画として「映画プロデューサー 佐々木史朗」を開催します。佐々木史朗(1939年大連生まれ、本名:佐々木正路)は、学生時代に端を発する演劇活動や、テレビ制作のアルバイトを経て、1970年、テレビ番組等を制作する会社・東京ビデオセンターを設立します。そして同社の7周年記念として劇映画を製作したことをきっかけに映画界に進出し、1979年にATG(日本アートシアター・ギルド)の二代目社長に就任、橋浦方人や大森一樹、長崎俊一、森田芳光ら自主映画出身の作家たち、また井筒和幸や根岸吉太郎といった新進気鋭の監督たちの作品を次々とプロデュースし、話題をさらっていきます。その後1989年には他の5人の独立系プロデューサーと共にアルゴ・プロジェクトに参加し、日本映画の新たな配給興行システムを確立する試みとして注目を集めます。さらに1993年には映画製作・配給会社であるオフィス・シロウズを立ち上げ、2017年の現在に至るまで、シネマコンプレックスの急速な普及や「製作委員会方式」など、大きく変容する1990年代以降の日本映画のあり方に対応しながらも、プロデューサーとしての原点は変わることなく、中江裕司や李相日、沖田修一など、才能ある若い作り手を世に送り出しています。
本特集では、1970年代末から現在まで、40年近くにわたる佐々木のプロデュース作品の中から、18人の監督が撮った18作品を上映します。監督の個性が存分に表れた各作品の面白さを楽しんでいただくと共に、彼らを後押しする佐々木のプロデューサーとしての個性もご堪能ください。また、時代によるテーマや製作体制などの変遷を通して、現代日本映画が歩んできた多様で困難な道のりを改めて発見する機会にもなるでしょう。会期中には、佐々木氏のトークイベントも開催します。皆さまのご来場をお待ちしています。
プログラム
■(監)=監督 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (V撮)=ビデオ撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (出)=出演
■スタッフ、キャストの人名は原則として公開当時の表記を記載しています。
■特集には不完全なプリントが含まれていることがあります。
■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。
星空のマリオネット99分・1978・橋浦方人 ヒポクラテスたち126分・1980・大森一樹 ガキ帝国116分・1981・井筒和幸 遠雷135分・1981・根岸吉太郎 転校生113分・1982・大林宣彦 TATTOO[刺青]あり107分・1982・高橋伴明 家族ゲーム106分・1983・森田芳光 人魚伝説110分・1984・池田敏春 空がこんなに青いわけがない94分・1993・柄本明 20世紀ノスタルジア93分・1997・原将人 ナビィの恋91分・1999・中江裕司 ごめん103分・2002・冨樫森 カナリア132分・2005・塩田明彦 SCRAP HEAVEN スクラップ・ヘブン117分・2005・李相日 闇打つ心臓 HEART, BEATING in the DARK104分・2006・長崎俊一 やじきた道中 てれすこ108分・2007・平山秀幸 キツツキと雨129分・2012・沖田修一 岸辺の旅128分・2015・黒沢清 佐々木史朗氏 上映前トーク
上映日時(チケット購入)
■作品によって開映時間が異なりますのでご注意ください。
6/27(火) | |
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6/28(水) | |
6/29(木) | |
6/30(金) | |
7/1(土) | |
7/2(日) | |
7/3(月) | 休館日 |
7/4(火) | |
7/5(水) | |
7/6(木) | |
7/7(金) | |
7/8(土) | |
7/9(日) | |
7/10(月) | 休館日 |
7/11(火) | |
7/12(水) | |
7/13(木) | |
7/14(金) | |
7/15(土) | |
7/16(日) |
イベント
■佐々木史朗氏トークイベントのお知らせ
- 入場無料
- 当日1回目の上映をご覧になった方は、そのままトークイベントに参加することができます。トークイベントのみの参加もできます。
- 追加情報は随時、ホームページ・館内掲示などで告知致します。
7月1日(土)12:30pmの回 『家族ゲーム』上映後
7月8日(土)12:30pmの回 『ヒポクラテスたち』上映後
■追加トークのお知らせ(2017.07.1更新)
- 座席に余裕がある場合、トークからのご参加も可能です(無料)。
6月27日(火)3:00pmの回 『星空のマリオネット』上映後
6月28日(水)3:00pmの回 『ガキ帝国』上映後
6月29日(木)3:00pmの回 『転校生』上映後
6月30日(金)3:00pmの回 『空がこんなに青いわけがない』上映後
7月1日(土)4:00pmの回『20世紀ノスタルジア』上映後 ※この回は原将人監督によるトークとなります。
7月2日(日)1:00pmの回 『ナビィの恋』上映後
7月4日(火)3:00pmの回『カナリア』上映後
7月5日(水)3:00pmの回『闇打つ心臓 HEART, BEATING in the DARK』上映後
7月6日(木)3:00pmの回『岸辺の旅』上映後
7月7日(金)3:00pmの回『遠雷』上映後
7月9日(日)1:00pmの回『人魚伝説』上映後
7月11日(火)3:00pmの回『TATTOO[刺青]あり』上映後
7月12日(水)3:00pmの回『ごめん』上映後
7月13日(木)3:00pmの回『20世紀ノスタルジア』上映後
7月14日(金)3:00pmの回『やじきた道中 てれすこ』上映後
7月15日(土)12:30pmの回『SCRAP HEAVEN スクラップ・ヘブン』上映後
■上映前トークのお知らせ(2017.07.5更新)
7月16日(日)12:45pm~1:00pm(『キツツキと雨』上映前)
- 1:00pm『キツツキと雨』をご鑑賞される方のみご参加いただけます。