発掘された映画たち2026
Cinema: Lost and Found 2026

概要
国立映画アーカイブが新たに発掘・復元した映画を紹介する企画「発掘された映画たち」を、株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービスと共同で開催します。
大藤信郎の千代紙漫画や荒井和五郎の影絵アニメーションをはじめ、時代劇の名匠・辻吉郎の代表作『沓掛時次郎』(1929)や吉村公三郎の出世作『暖流』(1939)の戦前公開版といった映画史上の名作、再評価が待たれる石田民三や白井戦太郎の知られざる秀作、小津安二郎『父ありき』(1942)のデジタル復元・最長版の館内初上映、『アサンテサーナ―わが愛しのタンザニア―』(1975)や『真夜中の河』(1988)といった1970年代以降のインディペンデント作品、また現存が珍しい東横京都作品『花嫁と乱入者』(1949)や実験映画(『白い影への対話』[1963]、『三人でする接吻』[1968])、ドキュメンタリー(『みやこ』[1974])、さらには可燃性オリジナルネガからのダイレクトプリント(『続水戸黄門廻国記』[1938])や銀残しプリント作品(『226』[1989]、『この世の外へ クラブ進駐軍』[2004])まで、計39作品(28プログラム)を上映します。
1991年に始まった本企画は、寄贈者の方々のご厚意や各関係機関・個人のご協力に支えられ、今回で12回目を迎えます。会期中には、製作者や専門家、当館研究員の解説も予定しています。当館の映画収集・保存・復元活動の成果を、また、現像所が長年培ってきたフィルム修復技術と最新のデジタル技術を採り入れた成果をご覧いただくことで、文化財・歴史資料としての視聴覚遺産を保存することの大切さを再認識する機会となることを心より願っています。
開催概要
- 会期
- 2026年4月7日(火)-5月10日(日)※会期中の休館日:月曜日
- 会場
- 長瀬記念ホール OZU(2階)
- 定員
- 310名(各回入替制・全席指定席)/各回の開映後の入場はできません。
- 主催
- 国立映画アーカイブ
- 共催
- 株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービス
[NFAJプログラムNo.72 | 上映会番号 493]
プログラム
-

発掘されたアニメーション映画計105分 -

発掘された教育劇映画計94分 -

発掘されたサイレント映画計76分 -

沓掛時次郎99分・1929・辻吉朗 -

一粒の麦62分・1932・福西ジョージ -

アトランティド―熱砂の女王―[英語版]Die Herrin von Atlantis82分・1932・ゲオルグ・ヴィルヘルム・パプスト -

愛憎三都錦繪[敵討三都錦繪 戦後改題版]72分・1929・兒井英男、池田富保 -

時代劇作品集計111分 -

土と兵隊[最長版]153分・1939・田坂具隆 -

暖流[最長版]169分・1939・吉村公三郎 -

大乗の國71分・1940・藤本修一郎 -

鬪ふ男72分・1940・石田民三 -

男子有情90分・1941・石田民三 -

總輯版 天兵童子108分・1941・組田彰造 -

父ありき[デジタル復元・最長版]92分・1942・小津安二郎 -

恩讐を越えて[龍の岬 改題]73分・1945・白井戰太郎 -

花嫁と乱入者77分・1949・小杉勇 -

美しい人106分・1954・若杉光夫 -

実験映画集計63分 -

みやこ84分・1974・山谷哲夫 -

アサンテサーナ―わが愛しのタンザニア―113分・1975・谷口千吉 -

戦争の犬たち92分・1980・土方鉄人 -

真夜中の河85分・1988・南雲佑介 -

B面の夏97分・1995・榎戸耕史
銀残し・特殊現像・再タイミング作品
-

226113分・1989・五社英雄 -

ニンゲン合格[再タイミング版]109分・1999・黒沢清 -

EUREKA218分・2001・青山真治 -

この世の外へ クラブ進駐軍[再タイミング版]123分・2004・阪本順治
- (監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (出)=出演
- スタッフ、キャスト欄の人名は原則として公開当時の表記を記載しています。
- 上映分数は当日のものと多少異なることがあります。
- 不完全なプリントや状態の悪いプリントが含まれていることがあります。
- 外国語映画には、日本語字幕が付いています。
- ♪の回は弁士・伴奏付もしくは伴奏付上映です。★の回は解説があります。
上映カレンダー
| 4/7(火) | |
|---|---|
| 4/8(水) | |
| 4/9(木) | |
| 4/10(金) | |
| 4/11(土) | |
| 4/12(日) | |
| 4/13(月) | 休館日 |
| 4/14(火) | |
| 4/15(水) | |
| 4/16(木) | |
| 4/17(金) | |
| 4/18(土) | |
| 4/19(日) | |
| 4/20(月) | 休館日 |
| 4/21(火) | |
| 4/22(水) | |
| 4/23(木) | |
| 4/24(金) | |
| 4/25(土) | |
| 4/26(日) | |
| 4/27(月) | 休館日 |
| 4/28(火) | |
| 4/29(水) | |
| 4/30(木) | |
| 5/1(金) | |
| 5/2(土) | |
| 5/3(日) | |
| 5/4(月) | 休館日 |
| 5/5(火) | |
| 5/6(水) | |
| 5/7(木) | |
| 5/8(金) | |
| 5/9(土) | |
| 5/10(日) |
- チケットのオンライン発売は各上映日の3日前正午からとなります。
- チケットのオンライン完売情報は、公式チケットサイトにてご確認ください。
- 各回の開映後の入場はできません。予告篇はなく、本篇から上映します。
弁士・伴奏付上映
4月18日(土)15:30の回(弁士・伴奏付上映)
「発掘されたサイレント映画」
片岡一郎(かたおか・いちろう)/活動写真弁士
2002年に澤登翠に入門。22か国で公演。約400作品の弁士を務める。『春の雪』、『ゆきてかへらぬ』、『BAUS』ほか『いだてん』『ブギウギ』などの作品に弁士役で出演。周防正行監督『カツベン!』では出演、指導、時代考証で参加。2020年に弁士の歴史を詳述した単著『活動写真弁史』を上梓。
江村玲子(えむら・れいこ)/ピアノ
東京藝術大学作曲科卒業。ドイツ国立カールスルーエ音楽大学にて歌曲伴奏を学ぶ。打楽器奏者・南真一氏とのデュオ
saiLento としてカールスルーエの映画館Kinemathek にて定期的に無声映画の伴奏をする他、欧州各地と日本で多数公演を行っている。ドイツ在住。
4月18日(土)19:00の回(弁士・伴奏付上映)
「発掘された教育劇映画」
片岡一郎(かたおか・いちろう)/活動写真弁士
榎政則(えのき・まさのり)/ピアノ
東京藝大を経てパリ国立高等音楽院修士課程を修了。無声映画の伴奏や、数学・演劇等との多様な即興コラボレーションを展開し、2024年に合同会社Artinexを設立。学術的探求と実践を両立し、ジャンルを超えた表現を追求している。
川嶋信子(かわしま・のぶこ)/薩摩琵琶 (『愛國美談 君が代』のみ)
俳優として舞台やCMなどで活躍した後、薩摩琵琶を鶴田流・岩佐鶴丈に師事。古典の弾き語りを主軸にしつつ、琵琶2人のユニットや講談、舞踏との共演、舞台作品や無声映画への参加など、活動は多岐に渡る。一日体験教室“まなびわ”を毎月開講中。NHK邦楽オーデション合格。洗足学園音楽大学非常勤講師。
4月19日(日)12:00の回(伴奏付上映)
『沓掛時次郎』
吉田詩子(よしだ・うたこ)/ピアノ
国立音楽大学卒業。ヨーロッパ国際ピアノコンクール金賞をはじめ数々のコンクールで受賞。クラシックとジャズを基盤に、ピアノソロリサイタルをはじめジャンルを越えて伴奏・室内楽で幅広く演奏活動を行っている。
トークのお知らせ
4月8日(水)19:00の回
『大乗の國』
- 登壇者
- 本地陽彦氏(日本映画史研究家)
上映前に約20分の解説があります。
4月10日(金)15:00の回
『恩讐を越えて』
- 登壇者
- 大澤浄(当館主任研究員)
上映前に約15分の解説があります。
4月10日(金)19:00の回
『父ありき[デジタル復元・最長版]』
- 登壇者
- 大澤浄(当館主任研究員)
上映後に約15分の解説があります。
4月11日(土)18:30の回
「時代劇作品集」
- 登壇者
- 大澤浄(当館主任研究員)
上映前に約10分の解説があります。
4月21日(火)15:00の回
「発掘されたアニメーション映画」
- 登壇者
- 株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービス 長谷川智弘氏(カラーイメージングエンジニア)
株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービス 藤原理子氏(アーカイブコーディネーター)
上映後に約25分の解説があります。
4月23日(木)14:30の回
「時代劇作品集」
- 登壇者
- 大澤浄(当館主任研究員)
上映前に約10分の解説があります。
4月24日(金)19:00の回
「発掘された教育劇映画」
- 登壇者
- 株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービス 益森利博氏
株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービス 伊藤諒司氏
- 聞き手
- 大澤浄(当館主任研究員)
上映後に約20分の解説があります。
4月25日(土)13:00の回
『暖流[最長版]』
- 登壇者
- 大澤浄(当館主任研究員)
上映前に約15分の解説があります。
4月25日(土)18:00の回
『226』
- 登壇者
- 西川亜希氏(フィルム・アーキビスト)
上映後に約20分の解説があります。
4月28日(火)19:00の回
『沓掛時次郎』
- 登壇者
- 大澤浄(当館主任研究員)
上映前に約10分の解説があります。
5月2日(土)19:00の回
『恩讐を越えて』
- 登壇者
- 大澤浄(当館主任研究員)
上映前に約15分の解説があります。
5月9日(土)16:00の回
『恩讐を越えて』
- 登壇者
- 大澤浄(当館主任研究員)
上映前に約15分の解説があります。
5月10日(日)14:50の回
『暖流[最長版]』
- 登壇者
- 大澤浄(当館主任研究員)
上映前に約15分の解説があります。
- ゲストは予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。
- トークイベントのみの参加はできません。
チケット案内
- チケット料金
-
- 1,300円
- 一般
- 1,100円
- 高校・大学生・65歳以上
- 900円
- 小・中学生
- 800円
- 障害者手帳をお持ちの方(付添者は原則1名まで)
キャンパスメンバーズ(教職員)
キャンパスメンバーズ(学生)
- オンライン販売
- 各上映日の3日前正午から各上映回の開映15分前まで
- 窓口販売(1F)
- 各上映回の開映1時間前から5分前まで若干数販売、お支払いは現金のみ
電子チケット購入方法
- 本ホームページの上映カレンダーからご覧になりたい上映日時の「チケット購入」ボタンを選択。
- 座席と券種を選択。
- メールアドレスやクレジットカードまたはd払いの情報等必要事項を入力。
- 申込が完了しますと、3. で入力したメールアドレスにQRコード付きのチケットが届きます。
入場方法
- チケットのQRコードをスマホ画面、または印刷紙面でご提示ください。
- 学生、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方、国立美術館のキャンパスメンバーズ、優待の方は証明できるものをご提示ください。ご提示のない方はご入場できません。
- 料金区分の違うチケットでは入場できません。差額のお支払で観覧することはできません。
- 各回の開映後の入場はできません。予告篇はございません。
- 開場は開映30分前です。
注意事項
- 特集名、作品名は電子チケットに表示されませんので、お間違いないようご購入、ご提示ください。
- 窓口でご購入いただける当日券は各回1名につき1枚のみです。
- チケットのオンライン完売情報は、公式チケットサイトにてご確認ください。
