ジョージ・イーストマン博物館 映画コレクション
Film Treasures from George Eastman Museum
『入場整理券』導入のお知らせ: 開館と同時に、当日上映される全ての回の入場整理券を発券します。

開催概要
- 会期
- 2017年10月28日(土)-11月5日(日)
- 主催
- 東京国立近代美術館フィルムセンター
東京国際映画祭
モーション・ピクチャー・アソシエーション(MPA) - 特別協力
- ジョージ・イーストマン博物館
- 助成
- アメリカ合衆国大使館
- 休館
- 月曜日
- 会場
- 大ホール
各回の開映後の入場はできません - 定員
-
310名
- 弁士・伴奏付きのプログラムは299名
- 料金
-
(共催企画の特別料金)一般1,300円/高校・大学生・シニア1,100円/小・中学生、障害者(付添者は原則1名まで)520円、キャンパスメンバーズ900円(学生)、1,000円(教職員)
- 「Student U30」――各回先着20名まで、30歳以下の学生の方は、学生証提示により無料となります。
- 発券
-
2階受付
- 観覧券は当日・当該回のみ有効です。
- 発券・開場は開映の30分前から行い、定員に達し次第締切ります。
- 学生、シニア(65歳以上)、障害者、キャンパスメンバーズの方は、証明できるものをご提示ください。
- 発券は各回1名につき1枚のみです。
◆開館と同時に、当日上映される全ての回の入場整理券を1階ロビーにて発券します。各日の開館時間についてはスケジュール欄をご覧ください。
概要
映画と写真の博物館として世界的にその名を馳せるジョージ・イーストマン博物館(GEM)は、イーストマン・コダック社の創業者であるジョージ・イーストマン(1854-1932)がニューヨーク州ロチェスター市に構えていた邸宅を、彼の死後に活用する形で1949年に開館しました。以来、歴代の映画キュレーターたちのユニークな選択眼を基にしたアーカイブ事業を展開し、現在では、無声アメリカ映画を始めとする数々の貴重な作品の可燃性原版やプリントのコレクションを誇るのみならず、世界の映画保存をリードする教育機関としてもその名を知られています。
本年、フィルムセンターが同博物館の特別協力を得て、東京国際映画祭、モーション・ピクチャー・アソシエーション(MPA)と共同で開催する本上映会は、2014年のニューヨーク近代美術館(MoMA)、昨年のUCLA映画テレビアーカイブに続いて、アメリカの映画保存機関の貴重なコレクションを紹介する第3弾となります。血湧き肉踊る戦車レースのスペクタクルから、名匠ウィリアム・ウェルマンが描く貧しい男女の詩情溢れるロマンス、巨匠シュトロハイム監督の未完成作品のレアなバージョン、その後の群像劇の形式に多大な影響を与えた名作、歴史上有名な叛乱を映画化した海洋大作、マルクス兄弟の至芸が目白押しの喜劇、悪女を軽妙に描くニコラス・レイの初期作品、そしてエヴァ・ガードナーが美しく神秘的な女性を演じるメロドラマまで、映画黄金期を体現する8本をGEM所蔵の35mmプリントで上映します。みなさまのご来場をお待ち申し上げます。
ジョージ・イーストマン博物館
George Eastman Museum
映画アーカイブとしては、アメリカで2番目に古い歴史を持つ。ロチェスター大学との共同で、映画保存の専門家を育成する教育プログラムも実施しており、世界の映画保存をリードする機関の一つでもある。2015年10月、館名をジョージ・イーストマン・ハウスからジョージ・イーストマン博物館に改称した。


お知らせ
■第30回東京国際映画祭
- 開催期間
- 10月25日(水)-11月3日(金・祝)
- 開催会場
- 六本木ヒルズ、EXシアター六本木(港区)ほか
- 公式サイト
- http://www.tiff-jp.net
プログラム
■(監)=監督 (原)=原作 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (出)=出演
■特集には不完全なプリントが含まれていることがあります。
■上映作品にはすべて日本語字幕が付いています。
■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。
Photo courtesy George Eastman Museumベン・ハーBEN-HUR: A TALE OF THE CHRIST152分・1925・フレッド・ニブロ Photo courtesy George Eastman Museum人生の乞食BEGGARS OF LIFE81分・1928・ウィリアム・A・ウェルマン Photo courtesy George Eastman Museumクイーン・ケリー[スワンソン・エンディング版]QUEEN KELLY75分・1931・エリッヒ・フォン・シュトロハイム Photo courtesy George Eastman Museumグランド・ホテルGRAND HOTEL112分・1932・エドマンド・グールディング Photo courtesy George Eastman Museum戦艦バウンティ号の叛乱MUTINY ON THE BOUNTY132分・1935・フランク・ロイド Photo courtesy George Eastman Museumマルクス一番乗りA DAY AT THE RACES111分・1937・サム・ウッド Photo courtesy George Eastman Museum生まれながらの悪女BORN TO BE BAD90分・1950・ニコラス・レイ Photo courtesy George Eastman MuseumパンドラPANDORA AND THE FLYING DUTCHMAN123分・1951・アルバート・ルーイン 講演:ユーリ・メデン氏 TIFFトークイベント
上映日時(チケット購入)
■作品によって開映時間が異なりますのでご注意ください。
★印の回は弁士・伴奏付で上映します。
10/28(土) |
講演:ユーリ・メデン氏長瀬記念ホール OZU |
---|---|
10/29(日) | |
10/30(月) | 休館日 |
10/31(火) | |
11/1(水) | |
11/2(木) | |
11/3(金) | |
11/4(土) |
TIFFトークイベント長瀬記念ホール OZU |
11/5(日) |
弁士・伴奏付上映の出演者
ピアノ伴奏付上映出演者[出演順]
新垣 隆(にいがき・たかし)/作曲・ピアノ
1989年桐朋学園大学音楽学部作曲科に入学。卒業後、母校の非常勤講師を約20年間勤めた他、作曲家・ピアニストとして活動。現代音楽を主体としつつ映画やCM音楽の作曲も手掛ける。最近ではTVやラジオ出演も多数。作曲を南聡、中川俊郎、三善晃、各氏に師事。
上屋 安由美(かみや・あゆみ)/作曲、ピアノ
名古屋市出身。桐朋学園大学作曲科卒業、同大学研究科修了。「いちむじん」など同年代アーティストのCD編曲を担当。2012年より無声映画の楽士として活動開始、ポルデノーネ無声映画祭、東京国際映画祭、タイ無声映画祭等に出演。
弁士付上映出演者
澤登 翠(さわと・みどり)/台本、語り
1972年故松田春翠に入門。第一線で活躍する弁士として国内外の公演を通して幅広い世代に活弁の魅力を伝えている。活弁の継承者としての活動が評価され文化庁映画賞他数々の賞を受賞している。また、本年3月には松尾芸能賞特別賞を受賞した。
湯浅 ジョウイチ(ゆあさ・じょういち)/作曲・編曲、ギター
1987年、東京国際映画祭でD・W・グリフィスの『国民の創生』の楽師を務めて以来、無声映画用音楽の復元や作・編曲等を行い、後に和洋楽団「カラード・モノトーン」を結成。近年はヨーロッパツアーも行う等、精力的に活動している。
丹原 要(たんばら・かなめ)/ピアノ
音楽講師、ピアニスト。日本ダルクローズ音楽教育学会会員。アンサンブルユーリズミックス名誉会員。ジャック=ダルクローズ作品研究会メンバー。リズムの森特待生。楽団カラード・モノトーン団員。
講演会とトークイベント
講演会「デジタル時代におけるジョージ・イーストマン博物館の映画保存」(仮)
- 日時
- 2017年10月28日(土) 1:00-2:00pm
- 講演者
- ユーリ・メデン/Jurij Meden
スロヴェニア出身。ユーゴスロヴェンスカ・キノテカで上映プログラムを担当する傍ら、自ら実験映画の製作も行う。他に映画雑誌の編集、大学での映画教育、国際映画祭の審査員など多方面で活躍。2014年からジョージ・イーストマン博物館キュレーター。
- 逐次通訳つき
- 入場無料
- 当日1回目の上映をご覧になった方は、そのまま講演に参加することができます。講演のみの参加もできます。
平成29年度 美術館・歴史博物館重点分野推進支援事業
TIFFトークイベント「クラシックの魅力を若い世代に」
- 日時
- 2017年11月4日(土)2:05-2:45pm
- 講師
- 田中文人(東京国際映画祭)
- 入場無料
- 当日1回目の上映をご覧になった方は、そのままトークイベントに参加することができます。トークイベントのみの参加もできます。