松竹第一主義 松竹映画の100年
Shochiku Cinema at 100

概要

会場
国立映画アーカイブ 展示室(7階)
会期
2020年7月7日(火)-2020年8月30日(日)
開室時間
11:00am-6:30pm(入室は6:00pmまで)
*毎月末金曜日は11:00am-8:00pm(入室は7:30pmまで)
*毎月末金曜日の夜間開館は、当面の間中止いたします。
休室日
月曜日は休室です。
観覧料
一般250円/大学生130円/シニア・高校生以下及び18歳未満、障害者(付添者は原則1名まで)、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズは無料

*料金は常設の「日本映画の歴史」の入場料を含みます。
*学生、65歳以上、障害者、キャンパスメンバーズの方はそれぞれ入室の際、証明できるものをご提示ください。
*国立映画アーカイブの上映観覧券(観覧後の半券可)をご提示いただくと、1回に限り一般は200円、大学生は60円となります。
主催
国立映画アーカイブ
企画協力
松竹株式会社
  • 新型コロナウイルス感染拡大防止のため混雑状況により入室を制限することがあります。
  • 当館の感染症予防の対策およびご来館の皆様へのお願いにつきましては、「ご来館にあたってのお願い」をご覧ください。

貴重な資料でたどる松竹映画100年のあゆみ

1895年に松竹を創業し、歌舞伎などの興行で地位を築いた白井松次郎と大谷竹次郎兄弟が、大衆娯楽として市場を広げていた映画の将来性を確信して松竹キネマ合名社を創立、東京は蒲田に撮影所を開設したのは1920年のことでした。1924年に所長に就任した城戸四郎は、ディレクター・システムを推し進めて現代劇に力を入れ、中でも庶民の哀歓を描いた“小市民映画”で独自色を打ち出しました。さらにトーキー映画の製作に乗り出して社の発展に貢献、この映画の青春期に城戸が高らかに掲げたモットーが“松竹第一主義”です。

1936年に開所した大船撮影所は、“大船調”と呼ばれるハイセンスな喜劇やメロドラマを送り出して人気を博す一方、京都の撮影所では主に時代劇が製作され、東西のスタジオが松竹映画の名声を高めました。戦後は小津安二郎や木下惠介ら名監督の作品が日本映画の黄金時代を飾り、1960年代末の映画斜陽期に生まれた『男はつらいよ』や、より近年の『釣りバカ日誌』が国民的な名シリーズに成長して、松竹喜劇の伝統を力強く受け継ぎました。

この100年の間、松竹映画は戦争や映画観客の減少の時代を乗り越え、日本映画界を代表するメジャーカンパニーのひとつとして今も業界を牽引しています。本展覧会では2006年の「松竹と映画」以来14年ぶりに、松竹映画が歩んだ道のりを改めてたどり、先進性と伝統を兼ね備えつつ、常に日本人の感覚に寄り添う作品を生み出してきたこの「和魂洋才」の映画会社の魅力に迫ります。

『カルメン故郷に帰る』
(1951年、木下惠介監督)ポスター
[本地陽彦氏所蔵]
「マダムと女房の歌」楽譜
[本地陽彦氏所蔵]
「映画物語 愛染かつら」SPレコード
[本地陽彦氏所蔵]
「釣りバカ日誌」シリーズ
(1988~2009年)小道具
[松竹株式会社所蔵]
「松竹キネマ蒲田撮影所俯瞰之図」
(「蒲田」第43号、1926年2月号)
松竹大船撮影所の俳優がサインを寄せ書きした日章旗
『男はつらいよ』
(1969年、山田洋次監督)ポスター
『東京物語』
(1953年、小津安二郎監督)ポスター

展覧会の構成

第1章 松竹キネマの誕生―蒲田と下加茂

松竹キネマ合名社が創立され、東京・蒲田に撮影所が開設された1920年から、撮影所が大船に移転するまでの約16年間を紹介します。“蒲田調”と呼ばれる独特のスタイルや、トーキー映画への先進的な取り組みで蒲田撮影所は日本映画史に輝かしい足跡を残しました。また、関東大震災を機に京都・下加茂に撮影所が開設され、松竹映画の時代劇の拠点となってゆきました。

第2章 “大船調”の誕生と戦争の時代

1936年1月の大船撮影所への移転から、1945年の終戦までの時代を紹介します。“蒲田調”は“大船調”となってハイセンスな喜劇やメロドラマなどに特徴を見せ、京都では撮影所の獲得などで製作の充実が図られて、東西の撮影所から数々の名作が生み出されました。戦前の日本映画の最盛期から、木下惠介ら次世代を担う監督たちが第一歩を踏み出した戦時期までをたどります。

第3章 戦後の飛躍期の名作・話題作

1945年の終戦から、小津安二郎監督の遺作『秋刀魚の味』公開の1962年までをたどります。戦後の松竹映画は主題歌「リンゴの唄」で知られる『そよかぜ』(1945年、佐々木康監督)で始まりました。1950年代、日本映画は黄金時代を迎え、新旧の監督たちが名作・話題作を次々と発表しました。この豊かな時代をポスター、シナリオ、スチルなど多様な資料でご覧いただきます。

第4章 新しい“伝統”を求めて

『愛と希望の街』で大島渚監督が劇映画デビューした1959年から、昭和が終わりを迎えようとする1988年までをたどります。同期入社の大島渚と山田洋次は対照的な道を歩みながらこの時代の松竹映画に足跡を残しました。大島らの〈松竹ヌーヴェルヴァーグ〉の衝撃に対し、蒲田以来の喜劇の力強い伝統は、テレビドラマから生まれた山田洋次監督の『男はつらいよ』(1969年)で新たな伝統を切り拓き、映画産業が“斜陽”という言葉で語られた時代を乗り越える原動力となりました。

第5章 松竹映画の現在―平成から令和へ

『釣りバカ日誌』第一作(1988年、栗山富夫監督)から現在までを紹介します。『その男、凶暴につき』(1989年)でデビューした北野武監督はその後の日本映画の国際的評価に大きな役割を果たしました。他業種からの参入や、国際的な連携、そして2000年代に迎えたフィルムからデジタルへの技術転換など、製作環境が大きく変わった近年までの松竹映画を紹介します。


出品リスト

凡例:

  • 出品内容はやむを得ず変更される場合があります。
  • 所蔵元が特記された展示品以外は当館所蔵です。
  • 本リストの通番と会場内での配列順序は一致していない場合があります。
第1章 松竹キネマの誕生―蒲田と下加茂
1写真:大谷竹次郎 [(公財)松竹大谷図書館所蔵]
2写真:蒲田撮影所外観
3写真:城戸四郎と白井信太郎
4松竹キネマ株式会社定款 [本地陽彦氏所蔵]
5「松竹キネマ蒲田撮影所俯瞰之図」(「蒲田」第43号、1926年2  月)
6プログラム:『島の女』(1920年、ヘンリー・小谷、木村錦花共同監督)京都明治座(1920年12月) [(公財)松竹大谷図書館所蔵]
7写真:『光に立つ女』(1920年、村田実監督)
8プログラム:『鑛山の秘密』(1920年、田中欽之監督)京都歌舞伎座(1921年1月)
9シナリオ:『路上の霊魂』(1921年、村田実監督) [(公財)松竹大谷図書館所蔵]
10写真:『奉仕の薔薇』(1921年、村山実監督)
11シナリオ:『琵琶歌』(1921年、賀古残夢監督) [(公財)松竹大谷図書館所蔵]
12プログラム:『夕刊売』(1921年、野村芳亭監督)京都歌舞伎座(1921年3月)
13シナリオ:『母』(1923年、野村芳亭監督) [(公財)松竹大谷図書館所蔵]
14写真:『母』
15写真:『女と海賊』(1923年、野村芳亭監督)
16「映画劇 船頭小唄 枯れすゝき劇」SPレコード [本地陽彦氏所蔵]
17写真:『父(お父さん)』(1923年、島津保次郎監督)
18プログラム:浅草帝国館「松竹ニウス」第11号(1921年6月17日)
19プログラム:浅草松竹館「SHOCHIKUKWAN NEWS]第47号(1923年4月30日)
20プログラム:京都松竹座「SHOCHIKUZA NEWS」第2号(1925年1月6日)
21プログラム:道頓堀松竹座プログラム(1923年5月18日)
22写真:道頓堀松竹座外観
23雑誌:「蒲田」第120号(1932年7月、蒲田雑誌社)
24雑誌:「蒲田画報」第4号(1923年7月、蒲田雑誌社)
25雑誌:「キネマ」第2巻第9号(1924年10月、キネマ雑誌社)
26雑誌:「蒲田花形」第5巻第9号(1928年9月、蒲田花形社)
27雑誌:「蒲田週報」第18号(1925年7月5日、松竹キネマ蒲田撮影所)
28雑誌:「大松竹」第5巻第12号(1930年12月、映光雑誌社)
29雑誌:「下加茂」第7巻第2号(1933年2月、下加茂雑誌社)
30雑誌:「松竹」第3巻第11号(1932年11月、豊国社)
31ポスター:『昭和時代』(1927年、牛原虚彦監督) [大田区立郷土博物館所蔵]
32ポスター:『白虎隊』(1927年、野村芳亭監督) [大田区立郷土博物館所蔵]
33ポスター:『お嬢さん』(1930年、小津安二郎[複写]   [特種東海製紙株式会社所蔵]
34楽譜:「映画小唄 蒲田行進曲」(「松竹ハーモニカ楽譜」No.1、1929年) [本地陽彦氏所蔵]
35シナリオ:『モダン籠の鳥』(1931年、斎藤寅次郎監督)  [大田区立郷土博物館所蔵]
36写真:『モダン籠の鳥』
37写真:『マダムと女房』(1931年、五所平之助監督)撮影スナップ
38楽譜:「マダムと女房の歌 “スピードホイ”」(「松竹キネマ超特選楽譜」No.131、1931年) [本地陽彦氏所蔵]
39楽譜:「マダムと女房の歌 “スピード時代”」(「松竹キネマ超特選楽譜」No.132、1931年) 
  [本地陽彦氏所蔵]
40プログラム:『マダムと女房』帝国劇場(1931年8月) [本地陽彦氏所蔵]
41城戸四郎「松竹第一主義」(「蒲田」第116号、1932年3月)
42『大人の見る繪本 生れてはみたけれど』(1932年、小津安二郎監督)撮影時使用台本 
   [(公財)川喜多記念映画文化財団所蔵]
43写真:『大人の見る繪本 生れてはみたけれど』
44写真:『この子捨てざれば』(1935年、斎藤寅次郎監督)
45ポスター:『お小夜恋姿』(1934年、島津保次郎監督)
46ポスター:『彼と彼女と少年達』(1935年、清水宏監督)
47写真:『永久の愛(ラムールエテルネル)』(1935年、池田義信監督)撮影スナップ
48「さらば蒲田よ!」読売新聞(1936年1月16日) [本地陽彦氏所蔵]
49写真:下加茂撮影所全景
50シナリオ:『木下藤吉郎』(1924年、吉野二郎監督)
51写真:『円蔵と忠治』(1924年、吉野二郎監督)
52チラシ:『坂本龍馬』(1928年、枝正義郎監督)
53『忠臣蔵 後篇 江戸の巻』(1932年、衣笠貞之助監督)衣笠貞之助自筆シナリオ
54チラシ:『彌次喜多』(1933年、井上金太郎監督)
55ポスター:『大坂夏の陣』(1937年、衣笠貞之助監督)
第2章 “大船調”の誕生と戦争の時代
56写真:大船撮影所本館
57大船撮影所・下加茂撮影所俯瞰図(「オール松竹」1938年1月号附録)[複写] [本地陽彦氏所蔵]
58ポスター:『淑女は何を忘れたか』(1937年、小津安二郎監督)
59写真:『奥様に知らすべからず』(1937年、渋谷実監督)
60ポスター:『殘草の灯』(1937年、島津保次郎監督)
61ポスター:『愛染かつら』(1938-39年、野村浩将監督)新編總集版
62「映画物語 愛染かつら」SPレコード [本地陽彦氏所蔵]
63ポスター:『子供の四季』(1939年、清水宏監督)
64ポスター:『暖流』(1939年、吉村公三郎監督)
65シナリオ:『殘菊物語』(1939年、溝口健二監督)
66写真:『殘菊物語』スチル
67シナリオ:『元禄忠臣蔵』(1941年、溝口健二監督)未定稿
68写真:『元禄忠臣蔵 前篇』スチル
69シナリオ:『元禄忠臣蔵 後篇』(1942年、溝口健二監督)
70写真:『結婚の理想』(1941年、中村登監督)
71写真:『花咲く港』(1943年、木下惠介監督)
72写真:『激流』(1944年、家城巳代治監督)
73写真:『帰って来た男』(1944年、川島雄三監督)
74『父ありき』(1942年、小津安二郎監督)絵コンテ帖 [(公財)川喜多記念映画文化財団所蔵]
75『海軍』(1943年、田坂具隆監督)写真アルバム [小杉隆一郎氏所蔵]
76シナリオ:『陸軍』(1944年、木下惠介監督)
77ポスター:『撃滅の歌』(1945年、佐々木康監督)
78写真:『桃太郎 海の神兵』(1945年、瀬尾光世監督)
79雑誌:「松竹産業報国会々報」第15号(1941年9月、松竹産業報国会) [(公財)松竹大谷図書館所蔵]
80松竹大船撮影所の俳優のサイン寄せ書きのある日章旗
第3章 戦後の飛躍期の名作・話題作
81シナリオ:『そよかぜ』(1945年、佐々木康監督)
82写真:『そよかぜ』
83楽譜:『そよかぜ』主題歌「リンゴの歌」 [本地陽彦氏所蔵]
84写真:『はたちの青春』(1946年、佐々木康監督)
85写真:『大曾根家の朝』(1946年、木下惠介監督)
86写真:『安城家の舞踏會』(1947年、吉村公三郎監督)
87ポスター:『長屋紳士録』(1947年、小津安二郎監督)
88ポスター:『四人目の淑女』(1948年、渋谷実監督)
89ポスター:『鐘の鳴る丘』(1948年、佐々木啓祐監督)
90写真:『長崎の鐘』(1950年、大庭秀雄監督)
91写真:『悲しき口笛』(1949年、家城巳代治監督)
92楽譜:『東京キッド』(1950年、斎藤寅次郎)主題歌 [本地陽彦氏所蔵]
93写真:『白痴』(1951年、黒澤明監督)
94ポスター:『遊侠の群れ』(1948年、大曾根辰夫監督)
95ポスター:『大江戸五人男』(1951年、伊藤大輔監督)
96シナリオ:「エデンの園 仮題」第一稿
97ポスター:『カルメン故郷に帰る』(1951年、木下惠介監督)   [本地陽彦氏所蔵]
98『カルメン故郷に帰る』東京劇場パンフレット [本地陽彦氏所蔵]
99雑誌:「社報」第18号(1951年9月、松竹株式会社) [(公財)松竹大谷図書館所蔵]
100ポスター:『東京物語』(1953年、小津安二郎監督)
101ポスター:『東京物語』英国アカデミー・シネマ版 [松竹株式会社所蔵]
102ポスター:『君の名は』(1953年、大庭秀雄監督)
103写真:『昨日と明日の間』(1954年、川島雄三監督)
104ポスター:『二十四の瞳』(1954年、木下惠介監督)ポスター
105プレスシート:『二十四の瞳』 [本地陽彦氏所蔵]
106写真:『この世の花』(1955年、穂積利昌監督)スチル
107シナリオ:『忘れえぬ慕情』(1956年、イヴ・シャンピ監督)準備稿
108シナリオ:『忘れえぬ慕情』 [本地陽彦氏所蔵]
109写真:『忘れえぬ慕情』撮影スナップ
110『忘れえぬ慕情』ロビーカード(6点)
111写真:『あなた買います』(1956年、小林正樹監督)
112写真:『抱かれた花嫁』(1957年、番匠義彰監督)スチル(6点)
113ポスター:『張込み』(1958年、野村芳太郎監督)
114ポスター:『悪女の季節』(1958年、渋谷実監督)
115ポスター:『人間の條件』(1959年、小林正樹監督)
116『秋刀魚の味』(1962年、小津安二郎監督)絵コンテ帖   [(公財)川喜多記念映画文化財団所蔵]
117『秋刀魚の味』セット写真アルバム(3点) [(公財)松竹大谷図書館所蔵]
118~121予告篇映像:『カルメン故郷に帰る』、『二等兵物語 女と兵隊 蚤と兵隊』(1955年、福田晴一監督)、『秋刀魚の味』、『青春残酷物語』 [松竹株式会社提供]
第4章 新しい“伝統”を求めて
122雑誌:「7人」第1号(1956年、7人の会) [(公財)松竹大谷図書館所蔵]
123シナリオ:「「鳩を売る少年」改題 光と雲)」準備稿
124写真:『彼女だけが知っている』(1960年、高橋治監督)
125写真:『恋の片道切符』(1960年、篠田正浩監督)
126ポスター:『青春残酷物語』(1960年、大島渚監督)国際版   [松竹株式会社所蔵]
127写真:『ろくでなし』(1960年、吉田喜重監督)
128写真:『悪人志願』(1960年、田村孟監督)
129写真:『武士道無残』(1960年、森川英太朗監督)
130写真:『あの波の果てまで』(1961年、八木美津雄監督)
131ポスター:『紀ノ川』(1966年、中村登監督)
132写真:『伴淳・森繁のおったまげ村物語』(1961年、堀内真直監督)
133写真:『二階の他人』(1961年、山田洋次監督)
134写真:『やればやれるぜ全員集合!!』(1968年、渡辺祐介監督)
135写真:『コント55号と水前寺清子の神様の恋人』(1968年、野村芳太郎監督)
136写真:『男はつらいよ』(1969年、山田洋次監督)
137『男はつらいよ』完成記念特別披露試写会招待状 [本地陽彦氏所蔵]
138写真:『喜劇 女は度胸』(1969年、森崎東監督)
139ポスター:『思い出の指輪』(1968年、斎藤耕一監督)
140写真:『同棲時代 今日子と次郎』(1973年、山根成之監督)
141写真:『俺たちの交響楽』(1979年、朝間義隆監督)
142ポスター:『伊豆の踊子』(1960年、川頭善郎監督)国際版 [松竹株式会社所蔵]
143ポスター:『切腹』(1962年、小林正樹監督)国際版 [松竹株式会社所蔵]
144ポスター:『宇宙大怪獣ギララ』(1967年、二本松嘉瑞監督)国際版   [松竹株式会社所蔵]
145ポスター:『めくらのお市 みだれ笠』(1969年、市村泰一監督)国際版 [松竹株式会社所蔵]
146ポスター:『家族』(1970年、山田洋次監督)国際版   [松竹株式会社所蔵]
147ポスター:『神様のくれた赤ん坊』(1979年、前田陽一監督)国際版 [松竹株式会社所蔵]
148写真:『人生劇場 青春篇・愛欲篇・残侠篇』(1972年、加藤泰監督)
149ポスター:『幸福の黄色いハンカチ』(1977年、山田洋次監督)
150ポスター:『砂の器』(1974年、野村芳太郎監督)
151写真:『八つ墓村』(1977年、野村芳太郎監督)
152写真:『道頓堀川』(1982年、深作欣二監督)
153写真:『天城越え』(1983年、三村晴彦監督)
154写真:『必殺! THE HISSATSU』(1984年、貞永方久監督)
155ポスター:『キネマの天地』(1986年、山田洋次監督)
156楽譜「銀河の歌 “喜美子と繁の歌”」(「松竹キネマ超特選楽譜」No.122、1931年) [本地陽彦氏所蔵]
157チラシ:『キネマの天地』
158写真:『ハチ公物語』(1987年、神山征二郎監督)
159写真:『父』(1988年、木下惠介監督)
160~164予告篇映像:『宇宙怪獣ギララ』、『男はつらいよ』、『砂の器』、『キネマの天地』、『釣りバカ日誌』 [松竹株式会社所蔵提供]
第5章 松竹映画の現在―平成から令和へ

平成の人気シリーズのスタート

165ポスター:『釣りバカ日誌』(1988年、栗山富夫監督)
166「釣りバカ日誌」シリーズ小道具(7点) [松竹株式会社所蔵]
167ポスター:『その男、凶暴につき』(1989年、北野武監督)アメリカ公開版 [松竹株式会社所蔵]
168ポスター:『ソナチネ』(1993年、北野武監督) [松竹株式会社所蔵]
169プレスシート:『226』(1989年、五社英雄監督)
170ポスター:『豪姫』(1992年、勅使河原宏監督)
171豪姫の打掛 [松竹衣裳株式会社所蔵]
172プレスシート:『女ざかり』(1994年、大林宣彦監督)
173ポスター:『フラワーズ・オブ・シャンハイ』(1998年、侯孝賢監督)国際版 [松竹株式会社所蔵]
174ポスター:『御法度』(1999年、大島渚監督)
175ポスター:『武士の一分』(2006年、山田洋次監督)
176ポスター:『おくりびと』(2008年、滝田洋二郎監督) [松竹株式会社所蔵]
177ポスター:『おかえり、はやぶさ』(2012年、本木克英監督)
178ポスター:『東京家族』(2013年、山田洋次監督)
179ポスター:『はじまりのみち』(2013年、原恵一監督)
180ポスター:『カルメン故郷に帰る』デジタル修復版(2012年ヴェネツィア国際映画祭) [松竹株式会社所蔵]
181ポスター:『青春残酷物語』デジタル修復版(2014年カンヌ国際映画祭) [松竹株式会社所蔵]
182ポスター:『桃太郎 海の神兵』デジタル修復版(2016年カンヌ国際映画祭) [松竹株式会社所蔵]
183ポスター:『東京暮色』(1957年、小津安二郎監督)4Kデジタル修復版(2018年ベルリン国際映画祭)   [松竹株式会社所蔵]
184ポスター:「男はつらいよ50周年×タワーレコード40周年記念」 [松竹株式会社所蔵]

関連企画

 上映企画「松竹第一主義 松竹映画の100年」

弁士・伴奏つき上映を含む全79本(64プログラム)の上映。

会期:2020年7月7日(火)~9月6日(日)

会場:国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU[2階]

※詳細はこちらをご覧ください。