Art東京国立近代美術館
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平成20年度プログラムリスト
(全22番組、88作品)

Aプログラム → 詳細はこちら


日本映画を代表する溝口健二監督が、1950年代に世界の映画祭で絶賛を博した時代ものの名作を紹介いたします。

西鶴一代女(1952年・溝口健二・新東宝=児井プロ・137分)
 出演=田中絹代、三船敏郎、宇野重吉
雨月物語(1953年・溝口健二・大映・97分)
 出演=京マチ子、田中絹代、森雅之
山椒大夫(1954年・溝口健二・大映・124分)
 出演=田中絹代、香川京子、花柳喜章
近松物語(1954年・溝口健二・大映・103分)
 出演=長谷川一夫、香川京子、南田洋子

Bプログラム → 詳細はこちら


今や世界の映画史に大書される巨匠となった小津安二郎監督が、親と子の関係を静かに見つめた珠玉の作品を紹介いたします。

麦秋(1951年・小津安二郎・松竹・125分)
 出演=原節子、笠智衆、杉村春子
東京物語(1953年・小津安二郎・松竹・136分)
 出演=原節子、笠智衆、東山千栄子
彼岸花(1958年・小津安二郎・松竹・118分)
 出演=佐分利信、有馬稲子、山本富士子
秋刀魚の味(1962年・小津安二郎・松竹・113分)
 出演=岩下志麻、笠智衆、岡田茉莉子

Cプログラム → 詳細はこちら


男女の心のあやや生きることのはかなさを、冷徹な視線で描写し、確固たる作風を築いた成瀬巳喜男監督の戦後代表作を、遺作を含めて紹介いたします。

めし(1951年・成瀬巳喜男・東宝・97分)
 出演=上原謙、原節子、島崎雪子
おかあさん(1952年・成瀬巳喜男・新東宝・98分)
 出演=田中絹代、香川京子、岡田英次
浮雲(1955年・成瀬巳喜男・東宝・123分)
 出演=高峰秀子、森雅之、岡田茉莉子
乱れ雲(1967年・成瀬巳喜男・東宝・108分)
 出演=加山雄三、司葉子、森光子

Dプログラム → 詳細はこちら


時代劇の表現に革新を試み続けた伊藤大輔、稀なる骨太な作風で日本の風土と日本人の精神を描いた内田吐夢。この二人の巨匠の戦後代表作を紹介いたします。

王将(1948年・伊藤大輔・大映・93分)
 出演=阪東妻三郎、水戸光子、滝沢修
弁天小僧(1958年・伊藤大輔・大映・86分)
 出演=市川雷蔵、青山京子、黒川弥太郎
血槍富士(1955年・内田吐夢・東映・94分)
 出演=片岡千恵蔵、月形龍之介、喜多川千鶴
飢餓海峡(1964年・内田吐夢・東映・183分)
 出演=三国連太郎、左幸子、伴淳三郎

Eプログラム → 詳細はこちら


近代日本の光と影を情感ゆたかなリアリズムで描いた今井正、才気あふれる作風で日本映画の刷新を試み続けた市川崑。この二人の巨匠の代表作を紹介いたします。

青い山脈(1949年・今井正・藤本プロ=東宝・172分)
 出演=原節子、杉葉子、池部良
また逢う日まで(1950年・今井正・東宝・109分)
 出演=岡田英次、久我美子、滝沢修
野火(1959年・市川崑・大映・104分)
 出演=船越英二、滝沢修、ミッキー・カーチス
ぼんち(1960年・市川崑・大映・104分)
 出演=市川雷蔵、京マチ子、若尾文子

Fプログラム → 詳細はこちら


終戦直後の混乱のなかで、古き時代への悔恨と新しい時代に向けた希望を映し出した力作を紹介いたします。

戦争と平和(1947年・山本薩夫、亀井文夫・東宝・110分)
 出演=伊豆肇、岸旗江、池部良
安城家の舞踏会(1947年・吉村公三郎・松竹・90分)
 出演=原節子、滝沢修、森雅之
蜂の巣の子供たち(1948年・清水宏・蜂の巣映画部・84分)
 出演=島村俊作、夏木雅子、後庄正一
帰郷(1950年・大庭秀雄・松竹・104分)
 出演=佐分利信、木暮実千代、津島恵子

Gプログラム → 詳細はこちら


戦争の傷跡が残る戦後日本で淡々と営まれる日常、そして復興を象徴した国家的イベントを記録した作品を紹介いたします。

煙突の見える場所(1953年・五所平之助・新東宝=スタジオ8プロ・108分)
 出演=田中絹代、上原謙、高峰秀子
お早よう(1959年・小津安二郎・松竹・94分)
 出演=佐田啓二、久我美子、笠智衆
裸の島(1960年・新藤兼人・近代映画協会・96分)
 出演=乙羽信子、殿山泰司、田中伸二
東京オリンピック(1965年・市川崑・東京オリンピック映画協会=東宝・169分)
 記録映画

Hプログラム → 詳細はこちら


1950年後半より登場した若き映画監督たち──人間の意志と情熱にストレートに描き出したみずみずしい作品群を紹介いたします。

くちづけ(1957年・増村保造・大映・73分)
 出演=川口浩、野添ひとみ、三益愛子
青春残酷物語(1960年・大島渚・松竹・96分)
 出演=桑野みゆき、川津祐介、久我美子
にっぽん昆虫記(1963年・今村昌平・日活・123分)
 出演=左幸子、吉村実子、露口茂
心中天網島(1969年・篠田正浩・表現社=ATG・103分)
 出演=中村吉右衛門、岩下志麻、滝田裕介

Iプログラム → 詳細はこちら


都市近郊の農家や老人性認知症など、これまで映画が描いてこなかった問題に果敢に挑戦した1980年代の映画を紹介いたします。

遠雷(1981年・根岸吉太郎・にっかつ撮影所他・135分)
 出演=永島敏行、ジョニー大倉、石田えり
転校生(1982年・大林宣彦・日本テレビ放送網=ATG・113分)
 出演=尾美としのり、小林聡美、志穂美悦子
夢千代日記(1985年・浦山桐郎・東映・129分)
 出演=吉永小百合、北大路欣也、名取裕子
花いちもんめ(1985年・伊藤俊也・東映・125分)
 出演=千秋実、十朱幸代、西郷輝彦

Jプログラム → 詳細はこちら


漫画や児童文学などをもとに、子供や老人の眼から家族や社会を見つめた1990年代の秀作を紹介いたします。

櫻の園(1990年・中原俊・ニューセンチュリープロデューサーズ=サントリー・100分)
 出演=中島ひろ子、つみきみほ、白島靖代
大誘拐 RAINBOW KIDS(1991年・岡本喜八・喜八プロ=ニチメン=フジエイト・120分)
 出演=北林谷栄、緒形拳、風間トオル
お引越し(1993年・相米慎二・読売テレビ放送・124分)
 出演=田畑智子、中井貴一、桜田淳子
毎日が夏休み(1994年・金子修介・パイオニアLDC=サンダンスカンパニー・94分)
 出演=佐野史郎、佐伯日菜子、風吹ジュン

Kプログラム → 詳細はこちら


山本富士子、吉永小百合、佐久間良子、岩下志麻──今や大女優となった彼女たちの若き姿を、文芸ものや時代ものを通して紹介いたします。

夜の河(1956年・吉村公三郎・大映・104分)
 出演=山本富士子、上原謙、川崎敬三
伊豆の踊子(1963年・西河克己・日活・87分)
 出演=吉永小百合、高橋英樹、大坂志郎
五番町夕霧楼(1963年・田坂具隆・東映・137分)
 出演=佐久間良子、河原崎長一郎、木暮実千代
五瓣の椿(1964年・野村芳太郎・松竹・163分)
 出演=岩下志麻、田村高広、伊藤雄之助

Lプログラム → 詳細はこちら


高峰秀子、司葉子、若尾文子、田中絹代──若き彼女たちをスターへと飛躍させた大作、大女優の晩年を輝かせた秀作を紹介いたします。

稲妻(1952年・成瀬巳喜男・大映・87分)
 出演=高峰秀子、三浦光子、香川京子
紀ノ川(1966年・中村登・松竹・166分)
 出演=司葉子、岩下志麻、田村高広
華岡青洲の妻(1967年・増村保造・大映・99分)
 出演=若尾文子、高峰秀子、市川雷蔵
サンダカン八番娼館 望郷(1974年・熊井啓・俳優座=東宝・121分)
 出演=田中絹代、高橋洋子、田中健

Mプログラム → 詳細はこちら


池部良、中村錦之助、鶴田浩二、田宮二郎──情熱あふれる男性スターの魅力が全開した作品を紹介いたします。

暁の脱走(1950年・谷口千吉・新東宝・110分)
 出演=池部良、山口淑子、小沢栄
反逆児(1961年・伊藤大輔・東映・110分)
 出演=中村錦之助、桜町弘子、月形龍之介
次郎長三国志(1963年・マキノ雅弘・東映・102分)
 出演=鶴田浩二、松方弘樹、佐久間良子
白い巨塔(1966年・山本薩夫・大映・150分)
 出演=田宮二郎、東野英治郎、藤村志保

Nプログラム → 詳細はこちら


石原裕次郎、勝新太郎、渥美清、高倉健──個性豊かな男優たちの溌剌とした魅力が充満した娯楽作を紹介いたします。

嵐を呼ぶ男(1957年・井上梅次・日活・101分)
 出演=石原裕次郎、北原三枝、金子信雄
悪名(1961年・田中徳三・大映・94分)
 出演=勝新太郎、田宮二郎、中村玉緒
沓掛時次郎 遊侠一匹(1966年・加藤泰・東映・90分)
 出演=中村錦之助、池内淳子、渥美清
人生劇場 飛車角と吉良常(1968年・内田吐夢・東映・109分)
 出演=鶴田浩二、高倉健、辰巳柳太郎

Oプログラム → 詳細はこちら


阪妻、長谷川一夫、右太衛門、千恵蔵──定番時代劇の醍醐味を存分に発揮したスター競演の作品を紹介いたします。

大江戸五人男(1951年・伊藤大輔・松竹・132分)
 出演=阪東妻三郎、市川右太衛門、山田五十鈴
銭形平次捕物控 人肌蜘蛛(1956年・森一生・大映・82分)
 出演=長谷川一夫、山本富士子、市川雷蔵
旗本退屈男(1958年・松田定次・東映・108分)
 出演=市川右太衛門、桜町弘子、片岡千恵蔵
赤穂浪士(1961年・松田定次・東映・150分)
 出演=片岡千恵蔵、大川橋蔵、市川右太衛門

Pプログラム → 詳細はこちら


風刺劇に落語ネタ、庶民劇にクレージー・キャッツ──さまざまな笑いで見るものを楽しませてきた喜劇映画の代表作を紹介いたします。

本日休診(1952年・渋谷実・松竹・97分)
 出演=柳永二郎、淡島千景、三国連太郎
幕末太陽伝(1957年・川島雄三・日活・110分)
 出演=フランキー堺、左幸子、石原裕次郎
ニッポン無責任時代(1962年・古沢憲吾・東宝・86分)
 出演=植木等、ハナ肇、団令子
喜劇・女は男のふるさとヨ(1971年・森崎東・松竹・90分)
 出演=森繁久弥、中村メイコ、倍賞美津子

Qプログラム → 詳細はこちら


日本映画が量産されていた1960年代に登場した映画監督たちが、風刺劇やシリーズもののなかで新たな挑戦を試みた喜劇映画の秀作を紹介いたします。

おかしな奴(1963年・沢島忠・東映・110分)
 出演=渥美清、三田佳子、南田洋子
喜劇・大安旅行(1968年・瀬川昌治・松竹・94分)
 出演=フランキー堺、新珠三千代、倍賞千恵子
吹けば飛ぶよな男だが(1968年・山田洋次・松竹・91分)
 出演=なべおさみ、緑魔子、犬塚弘
あゝ軍歌(1970年・前田陽一・松竹・88分)
 出演=フランキー堺、財津一郎、倍賞千恵子

Rプログラム → 詳細はこちら


純情と獰猛さが入り混じった青春の一瞬を、気鋭の監督たちが鮮やかに捉えた青春映画の秀作を紹介いたします。

キューポラのある街(1962年・浦山桐郎・日活・99分)
 出演=吉永小百合、浜田光夫、東野英治郎
けんかえれじい(1966年・鈴木清順・日活・86分)
 出演=高橋英樹、浅野順子、川津祐介
八月の濡れた砂(1971年・藤田敏八・日活・91分)
 出演=村野武範、広瀬昌助、テレサ野田
伊豆の踊子(1974年・西河克己・東宝・82分)
 出演=山口百恵、三浦友和、中山仁

Sプログラム → 詳細はこちら


苛酷な境遇のなかで純粋な心を一途に守ろうとする若者たちの姿を、繊細なタッチで描き出した青春映画の代表作を紹介いたします。

純愛物語(1957年・今井正・東映・130分)
 出演=江原真二郎、中原ひとみ、岡田英次
おとうと(1960年・市川崑・大映・98分)
 出演=岸恵子、川口浩、森雅之
肉弾(1968年・岡本喜八・「肉弾」を作る会=ATG・116分)
 出演=寺田農、大谷直子、笠智衆
旅の重さ(1972年・斎藤耕一・松竹・91分)
 出演=高橋洋子、高橋悦史、岸田今日子

Tプログラム → 詳細はこちら


軽やかなリズムと華やかな色彩にのせて、歌と笑いと夢にあふれた音楽・歌謡映画の決定版を紹介いたします。

エノケンの頑張り戦術(1939年・中川信夫・東宝・74分)
 出演=榎本健一、如月寛多、柳田貞一
ジャンケン娘(1955年・杉江敏男・東宝・92分)
 出演=美空ひばり、江利チエミ、雪村いづみ
大学の若大将(1961年・杉江敏男・東宝・82分)
 出演=加山雄三、星由里子、田中邦衛
君も出世ができる(1964年・須川栄三・東宝・100分)
 出演=フランキー堺、高島忠夫、雪村いづみ

Uプログラム → 詳細はこちら


樋口一葉、井上靖、水上勉、小泉八雲──日本文学を代表する原作を、豊かな情感と奔放な想像力で映画化した文芸ものの傑作を紹介いたします。

にごりえ(1953年・今井正・文学座=新世紀映画・130分)
 出演=丹阿弥谷津子、久我美子、淡島千景
あすなろ物語(1955年・堀川弘通・東宝・108分)
 出演=久保明、岡田茉莉子、根岸明美
雁の寺(1962年・川島雄三・大映・98分)
 出演=若尾文子、三島雅夫、高見国一
怪談(1964年・小林正樹・にんじんくらぶ=東宝・161分)
 出演=新珠三千代、岸恵子、中村賀津雄

Vプログラム → 詳細はこちら


今や日本文化の顔となったアニメーション映画。日本アニメの歴史を画した代表作を紹介いたします。

西遊記(1960年・藪下泰司、手塚治虫・東映動画・88分)
 声の出演=小宮山清、新道乃里子、木下秀雄
太陽の王子 ホルスの大冒険(1968年・高畑勲・東映動画・82分)
 声の出演=大方斐沙子、平幹二朗、市原悦子
長靴をはいた猫(1969年・矢吹公郎・東映動画・80分)
 声の出演=石川進、藤田淑子、榊原ルミ
火垂るの墓(1988年・高畑勲・新潮社・89分)
 声の出演=辰巳努、白石綾乃、志乃原良子

Calendar 上映・展示カレンダー
上映・展示カレンダー
The National Museum of Modern Art, Tokyo