海の母

- 90分
- 35mm・白黒・不完全
すでに長男を戦争で失った母(杉村)が、海軍へ志願した次男(片山)を葛藤の末に送り出す典型的な戦意昂揚映画であり、作中に浪曲の口演が挿入される浪曲映画。本作で口演を行っている女流浪曲師・2代目天中軒雲月は時局色の強い主題で人気を集め、タイトルに「雲月の~」と冠されたシリーズが製作されるなど、戦時下で数多くの映画に出演していた。冒頭が一部欠落している。
1942(日活多摩川)(監)伊賀山正徳(原・脚)永見隆二(撮)渡辺五郎(浪曲口演)天中軒雲月(出)杉村春子、片山明彦、星ひかる、見明凡太郎、中田弘二、三井智恵、姫美谷接子、井染四郎、吉川英蘭、水島道太郎
★印の回は上映後に真鍋昌賢氏(北九州市立大学文学部教授)による講演(約60分)があります。
- 長瀬記念ホール OZU
- 長瀬記念ホール OZU
- 長瀬記念ホール OZU
★講演あり