怪異談 生きてゐる小平次

  • 78分
  • 35mm・カラー

中川が77歳にしてATGの「一千万円映画」に挑んだ遺作。登場人物を3人に限定し、キャメラの動きを悉く廃すことで緊密な画面連鎖を生み出し、中川の新境地かつ集大成となった。本作は16mmフィルムで撮影され、劇場公開にあたって16mmネガから35mmプリントへのブローアップが行なわれた。題字を手がけたのは中川作品の常連俳優である天知茂。

1982(磯田事務所=ATG)(監)(脚)中川信夫(原)鈴木泉三郎(撮)樋口伊喜夫(美)西岡善信、加門良一(囃子)福原清彦、仙波清彦(三味線)岡本宮ふじ(出)藤間文彦、宮下順子、石橋正次

印の回は上映後に藤井仁子氏(早稲田大学文学学術院教授)による講演(約45分)があります。

  • 長瀬記念ホール OZU
    講演あり
  • 長瀬記念ホール OZU