怪談かさねが渕[怪談累が渕 改題]

  • 66分
  • 16mm・白黒

怪談噺の名手、初代三遊亭円朝の代表作「真景累ヶ淵」の映画化。中川にとっては初の本格的な怪談もので、奇を衒わず、長回しの撮影で人間の嫉妬や怨念を画面に炙り出し、お化けの登場場面は抑制するなど、のちに続く中川怪談もののベースとなった。お累を演じた若杉嘉津子は中川に「心で演じるように」とアドバイスされ、その結果「(発)声が地についたものになった」と語っている。

1957(新東宝)(監)中川信夫(原)三遊亭圓朝(脚)川内康範(撮)平野好美(美)小汲明(音)渡辺宙明(出)若杉嘉津子、和田孝、北沢典子、丹波哲郎、花岡菊子、阿部寿美子、中村彰、横山運平、宮田文子、田原知佐子、岬洋二、川部修詩、九重京司

  • 長瀬記念ホール OZU
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