日本一の岡っ引/伊太八縞

- 計105分
★印の回は上映後に長谷川康志氏(酒豆忌[中川信夫監督を偲ぶ集い]実行委員)による講演(約60分)があります。
日本一の岡っ引
- 54分
- 35mm・白黒
NEW
全篇が残存する最古の中川作品。巾着切・トンビの勘六(小笠原)と岡っ引・達磨の八兵衛(高勢)の追いつ追われつ。『日本一の殿様』(1937、萩原遼)に続く小笠原=高勢コンビの第2作が、中川の東宝映画での最初の仕事となった。ロケ風景の雄大さと演出のスピード感の対比、お君(清水)への横恋慕といった中川作品らしい特徴がすでに垣間見える。
1938(東宝映画・京都)(監)中川信夫(脚)小林正(撮)伊藤武男(美)島康平、角井平吉(音)白木義信(出)小笠原章二郎、髙勢實乘、清水美佐子、澤村昌之助、永井柳太郎、上田𠮷治郎、進藤英太郎、山田好良、大家康宏、常盤操子

伊太八縞
- 51分
- 35mm・白黒
NEW
1932年の新興キネマにおける松田定次監督作に次ぐ、同名小説の2度目の映画化。クレジットに記載はないが中川が自ら脚色した。悪事から足を洗った伊太八(黒川)のお俊(水上)への恋は、銀之助(澤村)との三角関係、さらに大名の妾話にまで発展していく。中篇ながら斬新な構図とテンポの良さ、雨のシーンに横溢する抒情で公開時に高い評価を受けた。
1938(東宝映画・京都)(監)中川信夫(原)長谷川伸(撮)玉井正夫(美)髙橋庚子(音)伊藤宣二(出)黑川彌太郎、水上怜子、澤村昌之助、常盤操子、鳥羽陽之助、深見泰三、石川冷、髙勢實乘、進藤英太郎、小森敏

- 長瀬記念ホール OZU
★講演あり
- 長瀬記念ホール OZU