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Exhibition 企画・展示情報
尾上松之助『荒木又右衛門』(1925年)より
尾上松之助『荒木又右衛門』(1925年)より

日活映画の100年 日本映画の100年

Nikkatsu 100: A Century of Japanese Cinema
2012.8.14-12.23
会場

東京国立近代美術館フィルムセンター 展示室(企画展)

会期

2012年8月14日(火)~12月23日(日)
*月曜日および9月10日(月)から9月17日(月)、10月29日(月)から11月5日(月)は休室です。

開室時間

11:00am-6:30pm
(入室は6:00pmまで)
電力事情など今後の状況により急遽スケジュールが変更される可能性もございます。最新の情報は、当館ホームページ又はハローダイヤルにてご確認願います。

休室日

月曜日および9/10(月)~9/17(月)、10/29(月)~11/5(月)

観覧料

一般200円(100円)/大学生・シニア70円(40円)/高校生以下及び18歳未満、障害者(付添者は原則1名まで)、MOMATパスポートをお持ちの方、キャンパスメンバーズは無料

*料金は常設の「NFCコレクションでみる 日本映画の歴史」の入場料を含みます。
*( )内は20名以上の団体料金です。
*学生、シニア(65歳以上)、障害者、キャンパスメンバーズの方はそれぞれ入室の際、証明できるものをご提示ください。
*フィルムセンターの上映企画をご覧になった方は当日に限り、半券のご提示により団体料金が適用されます。

主催

東京国立近代美術館フィルムセンター

協力

日活株式会社

 1912年9月10日―黎明期にあった日本の活動写真界に、四会社を統合した一大勢力「日本活動写真株式会社」、略称 “日活”が誕生しました。それから一世紀を迎えたこの2012年、フィルムセンターは世界的にも稀有な歴史を誇るこの映画会社に焦点を当てた展覧会を開催します。
 日活という会社は、時代ごとにさまざまな貌を見せてきた“多面体”と言えるでしょう。東京向島に撮影所を建設して新派映画に特色を見せ、京都では尾上松之助が日本初のスター俳優となった草創期、大河内傳次郎らの活躍する時代劇や革新的なドラマ作りが京都で花開き、また東京の多摩川撮影所でリアリズムや文学性をたたえた現代劇が生み出された戦前期、石原裕次郎・小林旭などのアクション映画や吉永小百合らの青春映画が一世を風靡した戦後の黄金期、経営難を脱すべく成人映画に活路を見いだした1970年代から80年代―そして現在も、撮影所の創造性に根ざし、映画産業の変貌に寄り添いながら次の世紀へと一歩を踏み出しています。
 この展覧会「日活映画の100年 日本映画の100年」では、波乱万丈の歴史の中でクリエイティブな映画作りに邁進してきた同社の道のりを6つの章に分けて紹介いたします。11月6日から始まる同名の上映企画と合わせてお楽しみください。

★関連企画(映画上映)
日活映画の100年 日本映画の100年
2012年11月6日(火)-2013年2月3日(日)
フィルムセンター大ホール(2階)
主催:東京国立近代美術館フィルムセンター

向島撮影所:『カチューシャ』(1919年、田中栄三監督)ポスター
向島撮影所:『カチューシャ』(1919年、田中栄三監督)ポスター
京都撮影所:「日活スタジオ双六」(1926年)
京都撮影所:「日活スタジオ双六」(1926年)
大河内傳次郎『丹下左膳 第一篇』(1933年、伊藤大輔監督)ポスター
大河内傳次郎『丹下左膳 第一篇』(1933年、伊藤大輔監督)ポスター
多摩川撮影所:『五人の斥候兵』(1938年、田坂具隆監督)ポスター
多摩川撮影所:『五人の斥候兵』(1938年、田坂具隆監督)ポスター
石原裕次郎写真集「海とトランペット」(1958年)
石原裕次郎写真集「海とトランペット」(1958年)
和田浩治・赤木圭一郎・小林旭・石原裕次郎 1961年日活カレンダーより
和田浩治・赤木圭一郎・小林旭・石原裕次郎 1961年日活カレンダーより
小林旭と浅丘ルリ子「日活映画」1961年1月号
小林旭と浅丘ルリ子「日活映画」1961年1月号
『大巨獣ガッパ』フィギュア 製作㈱エクスプラス
『大巨獣ガッパ』フィギュア 製作㈱エクスプラス

第1章 日活参上!―向島撮影所の時代
第2章 京都―“目玉の松ちゃん”から時代劇全盛期へ
第3章 多摩川―リアリズムを求めて
第4章 復活―“アクション”と“青春”の日々
第5章 模索―ロマンポルノの時代
第6章 現代の日活

*高校生以下及び18歳未満の方は、成人映画を取り扱った第5章のスペースには入場できません。

日本映画史の専門家たちが、日活の大いなる歴史をひもときます。

※申込不要、参加無料(展示室の観覧券は必要です)。
※当日の企画上映チケットの半券をご提示いただくと、割引が適用されます。

◎展示品解説トークの詳細はこちら

日程: 2012年8月18日(土)
時間: 1:00pm-

上田学氏(早稲田大学演劇博物館招聘研究員)
テーマ:日活向島と、その「革新」の意義
※終了しました。

日程: 2012年9月29日(土)
時間: 3:00pm-

紙屋牧子氏(早稲田大学演劇博物館招聘研究員)
テーマ:日活京都作品にみる開戦前夜の転換期
※終了しました。

日程: 2012年10月20日(土)
時間: 3:00pm-

佐藤千紘氏(恵泉女学園大学非常勤講師)
テーマ:日活多摩川の時代
※終了しました。

日程: 2012年11月24日(土)
時間: 2:45pm-

板倉史明氏(神戸大学国際文化学部准教授)
テーマ:ジャンルとしての日活アクション
※終了しました。

日程: 2012年12月15日(土)
時間: 3:00pm-

鈴木義昭氏(映画史研究家、ルポライター)
テーマ:ロマンポルノ誕生
※終了しました。

特別トークイベント
音声資料発掘!「岸松雄、田坂具隆監督を語る」

日程: 2012年12月22日(土)
時間: 3:00pm-3:45pm

解説:佐崎順昭(フィルムセンター客員研究員)

日活で『路傍の石』『五人の斥候兵』『乳母車』『陽のあたる坂道』などの名作を発表した田坂具隆監督の経歴や思い出を、映画評論家・脚本家の岸松雄が1975年にフィルムセンターで語った際のオープンリール・テープ(30分)が発掘されました。戦前から戦後の長きにわたり日活を支えた名匠の足跡を、岸の自由自在な語りによって偲びます。
※終了しました。

※申込不要、参加無料(展示室の観覧券は必要です)。
※当日の企画上映チケットの半券をご提示いただくと、割引が適用されます。

日程: 2012年9月8日(土)
時間: 3:00pm-

テーマ:展示品解説―日活100年の誕生日を祝う!
岡田秀則(フィルムセンター主任研究員)、佐崎順昭(フィルムセンター客員研究員)

日活創立100年の記念日(9月10日)を祝して展示品解説を行います。
※終了しました。

日程: 2012年12月22日(土)
時間: 3:45pm-5:00pm

展覧会の閉幕を前に、展示品の総合的な解説を行います。

岡田秀則(フィルムセンター主任研究員)、佐崎順昭(フィルムセンター客員研究員)
※終了しました。

Calendar 上映・展示カレンダー
上映・展示カレンダー
The National Museum of Modern Art, Tokyo