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Screening 上映・企画情報
大ホール

生誕百年 映画監督 黒澤明

Akira Kurosawa Retrospective at his Centenary
2010.11.9-12.26

2010年11月9日(火)~12月26日(日)

開催要領

会場=大ホール
定員=310名(各回入替制)
料金=一般500円/高校・大学生・シニア300円/小・中学生100円/障害者(付添者は原則1名まで)、キャンパスメンバーズは無料
発券=2階受付
・観覧券は当日・当該回のみ有効です。
・発券・開場は開映の30分前から行い、定員に達し次第締切ります。
・学生、シニア(65歳以上)、障害者、キャンパスメンバーズの方は、証明できるものをご提示ください。
・発券は各回1名につき1枚のみです。

★開映後の入場はできません。
★11-12月の休館日:月曜日、2010年11月1日(月)-5日(金)、11月7日(日)、8日(月)、12月27日(月)-2011年1月6日(木)

 世界の映画史に峻厳とそびえ立つ巨人―黒澤明。生誕百年の節目にあたるこの2010年、フィルムセンターでは上映会と展覧会という二つの企画でその偉業を顕彰します。
 1910年東京に生まれた黒澤監督は、青年期には画家を目指しましたが1936年にP.C.L.映画製作所に入社、山本嘉次郎監督を師と仰いで助監督修業に励み、1943年の『姿三四郎』で演出家としての道を歩み始めます。戦後は、厳しい世相を見つめながら『醉いどれ天使』(1948年)などで頭角を現し、1950年の『羅生門』は翌年のヴェネチア国際映画祭でグランプリを受賞、日本映画の高い芸術性を海外に知らしめました。以降、『生きる』(1952年)、『七人の侍』(1954年)、『蜘蛛巣城』(1957年)、『用心棒』(1961年)、『天国と地獄』(1963年)など多彩なジャンルにわたる骨太の傑作群は、つねに日本社会の話題であり続けたばかりか、各国の観客から強く支持され、世界の映画人にインスピレーションを与えてきました。後年には『デルス・ウザーラ』(1975年)や『乱』(1985年)といった国際的な連携による大作にもチャレンジし、その名声は永遠のものとなっています。
 本上映会では、遺作『まあだだよ』(1993年)にいたる30本の監督作品のほか、他の監督たちによって映画化された脚本作品20本を加えた計50本の上映を通して、日本が誇る「世界のクロサワ」の足跡を回顧します。

★関連企画(展覧会)
生誕百年 映画監督 黒澤明
2010年9月17日(金)-10月31日(日)、11月9日(火)-12月26日(日) *月曜休室
フィルムセンター展示室(7階)
*詳細はこちら

1 姿三四郎[1943年、最長版](90分・35mm・白黒)
2 一番美しく(85分・35mm・白黒)
3 續 姿三四郎(82分・35mm・白黒)
4 虎の尾を踏む男達(59分・35mm・白黒)
5 わが靑春に悔なし(110分・35mm・白黒)
6 素晴らしき日曜日(109分・35mm・白黒)
7 醉いどれ天使(98分・35mm・白黒)
8 静かなる決鬪(95分・35mm・白黒)
9 野良犬(122分・35mm・白黒)
10 醜聞 スキャンダル(104分・35mm・白黒)
11 羅生門[デジタル復元版](88分・35mm・白黒)
12 白痴(166分・35mm・白黒)
13 生きる(143分・35mm・白黒)
14 七人の侍(206分・35mm・白黒)
15 生きものの記録(103分・35mm・白黒)
16 蜘蛛巣城(109分・35mm・白黒)
17 どん底(125分・35mm・白黒)
18 隠し砦の三悪人(138分・35mm・白黒)
19 悪い奴ほどよく眠る(151分・35mm・白黒)
20 用心棒(110分・35mm・白黒)
21 椿三十郎(95分・35mm・白黒)
22 天国と地獄(143分・35mm・パートカラー)
23 赤ひげ(185分・35mm・白黒)
24 どですかでん(140分・35mm・カラー)
25 デルス・ウザーラ(141分・35mm・カラー)
26 影武者(180分・35mm・カラー)
27 乱(162分・35mm・カラー)
28 夢(119分・35mm・カラー)
29 八月の狂詩曲(ラプソディー)(98分・35mm・カラー)
30 まあだだよ(134分・35mm・カラー)
◆脚本作品
31 四つの恋の物語(110分・35mm・白黒)
32 銀嶺の果て(88分・35mm・白黒)
33 肖像(73分・35mm・白黒)
34 ジャコ萬と鉄[1949年](90分・35mm・白黒)
35 曉の脱走(110分・35mm・白黒)
36 殺陣師段平[1950年](104分・35mm・白黒)
37 獸の宿(85分・35mm・白黒)
38 荒木又右ヱ門 決闘鍵屋の辻(82分・35mm・白黒)
39 戰国無賴(105分・35mm・白黒)
40 吹けよ春風(82分・35mm・白黒)
41 消えた中隊(93分・35mm・白黒)
42 あすなろ物語(108分・35mm・白黒)
43 日露戦争勝利の秘史 敵中横断三百里(83分・35mm・白黒)
44 戦国群盗傳(115分・35mm・カラー)
45 殺陣師段平[1962年](86分・35mm・カラー)
46 ジャコ萬と鉄[1964年](99分・35mm・白黒)
47 姿三四郎[1965年](159分・35mm・白黒)
48 雨あがる(91分・35mm・カラー)
49 どら平太(111分・35mm・カラー)
50 海は見ていた(119分・35mm・カラー・英語字幕付)

入場無料(当日1回目の上映をご覧になった方は、そのままトーク・イベントに参加することができます。トーク・イベントのみの参加もできます)。

「スタッフが語る黒澤明」

日程:11月20日(土)
時間:1:30pm-

ゲスト(五十音順):
上田正治氏(撮影)、小泉堯史氏(監督)、出目昌伸氏(監督)、紅谷愃一氏(録音)
司会:野上照代氏(元黒澤組スタッフ)

「スターが語る黒澤明」

日程:12月18日(土)
時間:1:40pm-

ゲスト(五十音順):
香川京子氏、加藤武氏、仲代達矢氏
司会:野上照代氏

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The National Museum of Modern Art, Tokyo