重い結核を患うやくざと、彼を更正させようとする酒びたりの医者。前年に映画デビューした三船敏郎が野生味あふれる個性をいかんなく発揮し、以後の黒澤作品に欠かせぬ存在となった。キネマ旬報ベストテンで初の１位を受賞。話題になった松山崇の美術は、山本嘉次郎監督『新馬鹿時代』のために作られた闇市のオープンセットを再利用したものであった。
大ホール
醉いどれ天使
（98分・35mm・白黒）
（98分・35mm・白黒）
'48（東宝）（監）（脚）黒澤明（脚）植草圭之助（撮）伊藤武夫（美）松山崇（音）早坂文雄（出）志村喬、三船敏郎、山本禮三郎、木暮実千代、中北千枝子、千石規子、笠置シズ子、進藤英太郎、清水將夫、殿山泰司、久我美子、飯田蝶子
■（監）＝監督・演出 （原）＝原作・原案 （脚）＝脚本・脚色 （撮）＝撮影 （美）＝美術 （音）＝音楽 （出）＝出演
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