本来は前篇「江戸篇」と後篇「東京篇」に分かれ、各篇2時間以上ある長篇であるが、残存するフィルムは後篇の12分のみ。残存部分に剣戟シーンはないが、当時の批評からは、本作品の剣戟の質の高さが察せられる。
小ホール
まぼろし峠 東京篇
本来は前篇「江戸篇」と後篇「東京篇」に分かれ、各篇2時間以上ある長篇であるが、残存するフィルムは後篇の12分のみ。残存部分に剣戟シーンはないが、当時の批評からは、本作品の剣戟の質の高さが察せられる。 ’31(市川右太衛門プロダクション)大庭陣兵衛(監)古野英治(原)佐々木味津三(脚)瀬川与志(撮)大井幸三(出)高堂国典、梅田菊蔵、武井竜三、駒井浅枝、大江美智子、河上君栄 祐天吉松
講談などで知られる同名の話の映画化作品で、数々の時代劇映画を手掛けた名職人、森一生監督の2作目の長篇。平穏な日々を送る元スリの主人公(右太衛門)はしつこくゆすってくる男を斬って以来身を隠すが、戻ってみると置き去りにした家族は姿を消していた・・・。上映するのは、フィルムの5巻目が欠如した不完全版。 ’37(新興京都)祐天吉松(監)森一生(脚)八尋不二(撮)三木稔(美)上里義三(音)佐藤顯雄(出)松平龍子、葛木香一、松本田三郎、原聖四郎、小泉嘉輔、川崎猛夫、森田肇、水野浩、春路謙作、於久長三郎、星野辰男、岩崎健一、石橋玉五郎 |
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