上海事変の「爆弾三勇士」にヒントを得た『蛙三勇士』とその姉妹篇『沼の大將』は、大藤にとって初の本格的な(フィルム式)トーキー作品となった(上映プリントは無声版)。また1937年の『カツラ姫』ではコダクロームによるカラーの試作も行っている。本プログラムでは、『カツラ姫』製作中の大藤の仕事場をアマチュア映画の草分け・荻野茂二が取材した『色彩漫画の出來る迄』を参考上映する。政岡憲三との共同による『西遊記』は長らく行方不明とされていたが、近年フィルムの一部が発掘された。
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上海事変の「爆弾三勇士」にヒントを得た『蛙三勇士』とその姉妹篇『沼の大將』は、大藤にとって初の本格的な(フィルム式)トーキー作品となった(上映プリントは無声版)。また1937年の『カツラ姫』ではコダクロームによるカラーの試作も行っている。本プログラムでは、『カツラ姫』製作中の大藤の仕事場をアマチュア映画の草分け・荻野茂二が取材した『色彩漫画の出來る迄』を参考上映する。政岡憲三との共同による『西遊記』は長らく行方不明とされていたが、近年フィルムの一部が発掘された。 春の唄
(3分・16fps・35mm・無声・染色) ’31(千代紙映画社)(画)大藤信郎 心の力
(12分・24fps・35mm・無声・白黒) ’31(文部省)(画)大藤信郎 蛙三勇士
(7分・24fps・35mm・無声版・調色) ’33(千代紙映画社)(画)大藤信郎 沼の大將
(9分・20fps・35mm・無声版・白黒) ’33(千代紙映画社)(画)大藤信郎 天狗退治
(10分・24fps・35mm・無声版・白黒) ’34(千代紙映画社)(画)大藤信郎 西遊記
(10分・24fps・35mm・無声・白黒) ’34(千代紙映画社)(監)大藤信郎、政岡憲三 ちんころ平平(へいべい) 玉手箱
(8分・35mm・白黒) ’36(千代紙映画社)(画)大藤信郎 色彩漫画の出來る迄
(5分・35mm・カラー) ’37(監)荻野茂二 ■(監)=監督・演出 (構)=構成 (原)=原作 (画)=作画 (音)=音楽 (解)=解説・ナレーション |
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