裁判の末にようやく一部の患者が補償金を得る中、思春期に達して新たな苦悩の姿を見せる胎児性患者たちがいる。また水俣の対岸には、医学上いまだ放置されたままの島々がある。そうした人々の暮らしを叙情的な風景の中に捉えつつ、絶望の先に水俣の再生を見据えた土本の新境地である。
小ホール
不知火海
裁判の末にようやく一部の患者が補償金を得る中、思春期に達して新たな苦悩の姿を見せる胎児性患者たちがいる。また水俣の対岸には、医学上いまだ放置されたままの島々がある。そうした人々の暮らしを叙情的な風景の中に捉えつつ、絶望の先に水俣の再生を見据えた土本の新境地である。 ’75(青林舎)(監)(編)土本典昭(監)小池征人、有馬澄雄、一之瀬紘子(撮)大津幸四郎、一之瀬正史、岡垣亨(録)浅沼幸一、宮下雅則(編)市原啓子(音)小栗孝之、松村禎三(解)伊藤惣一 ■(監)=監督、演出 (原)=原作、原案 (脚)=脚本 (撮)=撮影 (録)=録音 (編)=編集 (音)=音楽 (出)=出演 (解)=解説 |
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