土本の鮮烈なデビュー作。3分の遅れを取り戻そうとする蒸気機関車の機関助士の労働を、その修業過程も合わせてつぶさに追う。国鉄のスポンサー映画だが、一つ一つのショットに撮影スタッフの熱意と創意工夫がみなぎっており、鉄道ドキュメンタリーの名篇としても評価されている。
小ホール
ある機関助士
土本の鮮烈なデビュー作。3分の遅れを取り戻そうとする蒸気機関車の機関助士の労働を、その修業過程も合わせてつぶさに追う。国鉄のスポンサー映画だが、一つ一つのショットに撮影スタッフの熱意と創意工夫がみなぎっており、鉄道ドキュメンタリーの名篇としても評価されている。 ’63(岩波映画製作所)(監)(脚)土本典昭(撮)根岸栄(録)安田哲男(音)三木稔(解)太田正孝 ドキュメント 路上
オリンピックを控え、急速に道路整備が進められる東京を舞台に、事故すれすれの危険な環境で働くタクシー運転手の日常を捉えた。しばしば“タイヤの目線”で撮られた鈴木達夫のキャメラワークと土本の劇映画的な演出が斬新である。ただし、交通安全PR映画としては使われず、長年日の目を見なかった。 ’64(東洋シネマ)(監)土本典昭(脚)楠木徳男(撮)鈴木達夫(編)南英子(音)三木稔 ■(監)=監督、演出 (原)=原作、原案 (脚)=脚本 (撮)=撮影 (録)=録音 (編)=編集 (音)=音楽 (出)=出演 (解)=解説 |
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