明治の映画会社4社の統合により大正元(1912)年に「日本活動写真株式会社」(日活)が誕生してから、今年は100年目の年にあたります。この日本映画最古の“メジャー・プロダクション”の歩みは、まさに日本映画の100年の歴史と重なるものといえるでしょう。すでに8月から開催中の同名の展覧会に続き、フィルムセンター大ホールでは、日活映画を回顧する上映会「日活映画の100年 日本映画の100年」を11月6日より開催します。
本特集では、草創期の向島撮影所の新派や大将軍撮影所の旧派映画、映画独自の表現を開花させた無声映画の名作から、戦前・戦中に一時代を画した多摩川撮影所の文芸映画、そして戦後の黄金時代を彩ったプログラム・ピクチャー、現在の日本映画を支える若い才能を輩出したロマンポルノ路線まで、様々な時代・ジャンル・監督・スターの作品を紹介しながら、映画会社・日活の巨大な足跡をたどります。
★関連企画(展覧会)
「日活映画の100年 日本映画の100年」
2012年8月14日(火)―12月23日(日)
*月曜日および9/10(月)~9/17(月)、10/29(月)~11/5(月)は休室
フィルムセンター展示室(7階)
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「NFCカレンダー」2012年11月-2013年1月号