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大ホール

生誕百年
映画監督 マキノ雅広(2)

Masahiro Makino Retrospective
at his Centenary Part 2
2008.2.19-3.30
作品詳細
4 2/19(火) 7:00pm 3/9(日) 5:00pm  
芝浜の革財布
(32分・35mm・白黒・不完全)

ロシアのゴスフィルモフォンドで発掘され、2001年にフィルムセンターが収蔵したフィルム。大金を手にした大酒呑みの魚屋が妻の機転で改心する。古典落語の人情噺「芝浜」や、歌舞伎の世話物「芝浜の革財布」で知られた物語。魚屋を演じた巨漢の田村邦男と、その賢妻を演じた華奢で細面の松浦築枝のコントラストが利いている。初公開時は60分。マキノの監督クレジットはない。

'36(マキノトーキー)(共同監督)根岸東一郎(原)(脚)桐島雄吉(撮)大森伊八(出)田村邦男、根岸東一郎、松浦築枝、大内照子

忍術三妖傳[『自來也』改題版]
(56分・35mm・白黒)

『豪傑児雷也』(1921年)など、牧野省三が無声映画時代に得意としていた忍術映画にマキノが挑んだ作品。家臣らの裏切りで滅ぼされた地頭の遺児が仙人に育てられ、忍術使い自来也(千恵蔵)となって復讐する。マキノは、『血煙高田の馬場』と本作を正月公開に間に合わせるために、2作併せて20日足らずで仕上げたという。

'37(日活)(原)(脚)比佐芳武(撮)石本秀雄(音)西梧郎(出) 片岡千惠藏、星玲子、河部五郎、瀨川路三郎、香川良介、尾上華丈、志村喬、市川正二郎、水原洋一、賀川淸

■(原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演
■スタッフ、キャストの人名は原則として公開当時の表記を記載しています。
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The National Museum of Modern Art, Tokyo