幼少の頃から約束されたカップルだと予言されながら、適齢期になっても家族の不幸や兵役などの問題でなかなか結婚にたどり着けない男女を、ウズベクの伝統文化や牧歌的な生活の中に描いたラジコフ監督の第5作。原題の「ディルヒロジ」はウズベク族の男の踊りの総称で、二人が結婚に至るまでの様々な場面で登場している。ウズベキスタンの中でも、多様な民族の独自の伝統文化が残っているボイスン地方でロケが行われている。2005年のアジアフォーカス・福岡映画祭に出品されたが、東京での上映は初めて。[フィルム提供:福岡市総合図書館]