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大ホール

追悼特集 映画監督 今村昌平と黒木和雄

Retrospective in Memory of Shohei Imamura and Kazuo Kuroki
2007.4.17-5.9
2007.5.17-6.10
作品詳細
22 4/28(土) 4:00pm 5/23(水) 3:00pm 6/8(金) 7:00pm
椅子を探す男
(11分・16mm・カラー)

ギター弾きの男が座っていた椅子がなぜか消滅してしまい、男はその椅子を求めて街や海辺を探し回る。コマ落としなども用いた遊び心のある短篇で、ポランスキーの『タンスと二人の男』(1958年)なども想起させる。黒木監督が所蔵していたプリントを特別に上映。

’68(科学映画製作所)(製)並木菊雄(脚)黒木和雄、保田宗晴(撮)大津幸四郎(美)平田逸郎(録)加藤一郎(出)松岡きっこ、植田峻

とべない沈黙
(100分・35mm・白黒)

黒木の初の劇映画は、昆虫好きの少年だった松川八洲雄の原案から、北海道にいないはずの蝶を追いかける少年をめぐる型破りなロードムービーとなった。川喜多かしこの計らいでフランスでも上映され、当時のシネマテークの館長アンリ・ラングロワも絶賛したという。スタッフの大半は記録映画の経験しかなかったが、本作で鮮烈な画面を生み出した鈴木達夫は、以降新世代の監督たちに支持されてゆく。

’66(日本映画新社=東宝)(脚)松川八洲雄、岩佐壽彌、黒木和雄(撮)鈴木達夫(美)山下宏(音)松村禎三(出)加賀まりこ、平中実、小沢昭一、戸浦六宏、山茶花究、木村俊恵、長門裕之、蜷川幸雄、五月美沙、益富信隆、笠井一彦、成瀬昌彦、小松方正、渡辺文雄、田中邦衛

■(監)=監督 (製)=製作 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色・コメンタリー (撮)=撮影 (美)=美術 (衣)=衣装 (録)=録音 (音)=音楽・選曲 (解)=解説・ナレーター (出)=出演
■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。
■今夏に予定されている上映企画「特集・逝ける映画人を偲んで2004-2006」(7月27日-9月26日)には上記両監督の作品は含まれておりません。


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The National Museum of Modern Art, Tokyo