Art東京国立近代美術館
Craft&Design東京国立近代美術館工芸館
MOMAT TOP
Screening 上映・企画情報
大ホール

日本映画史横断②
歌謡・ミュージカル映画名作選

Cross-section of Japan’s Cinematic Past [Part 2]
Song and Dance Tradition
2007.1.5-2.4

2007年1月5日(金)~2月4日(日)

開催要領

主催:東京国立近代美術館フィルムセンター

開映後の入場はできません。
定員=310名(各回入替制)
発券=2階受付
料金=一般500円/高校・大学生・シニア300円/小・中学生100円/障害者(付添者は原則1名まで)は無料
・観覧券は当日・当該回にのみ有効です。
・発券・開場は開映の30分前から行い、定員に達し次第締切となります。
・学生、シニア(65歳以上)、障害者の方は、証明できるものをご提示ください。
・発券は各回1名につき1枚のみです。

この2006年度、ジャンルや数々のテーマに沿って映画大国日本が生み出した遺産への多彩な切り口を提供する新シリーズ「日本映画史横断」が、先の第1回企画「日活アクション映画の世界」とともに幕を開けました。それに引き続き、第2回の企画としてお送りするのがこの「歌謡・ミュージカル映画名作選」です。

 レコードが普及して以来、日本でも数々の歌謡曲が時代ごとに国民の間で人気を博し、世相を彩ってきました。それは、20 世紀最大の大衆娯楽となった映画産業の隆盛とも密接なつながりを持ち、トーキー・システムが導入されて以来、映画作品が流行歌を巷に送り出すだけでなく、歌の大ヒットが一本の映画を生み出すという幸せな関係に恵まれてきました。また、アメリカから流れ込んだ華麗なミュージカル映画に刺激されて、日本でも独自の音楽文化を踏まえたミュージカル作品の製作が試みられたことも特筆されるでしょう。

 この特集では、榎本健一主演の音楽喜劇に代表されるトーキー黎明期を皮切りに、美空ひばりなどの国民的歌手が映画スターとしても人気を獲得した1950年代、クレージーキャッツを主人公にしたコミカルな歌謡喜劇が大ヒットし、西洋のポップスを巧みに取り入れたグループ・サウンズ(GS)が映画に溶け込んだ1960年代を経由して、アイドル歌謡が本格的に成立した1970年代まで、日本の音楽映画の歴史の中から選ばれた27 作品をお見せいたします。メロディとスクリーンが織りなす、時に情緒に満ちた、また時に華やかで心躍るコラボレーションの数々を心ゆくまでお楽しみいただければ幸いです。

■(監)=監督 (原)=原作 (脚)=脚本・作 (撮)=撮影 (美)=美術・舞台装置 (音)=音楽 (出)=出演

■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。

1 音楽喜劇 ほろよひ人生(77分・35mm・白黒)
2 東京ラプソディ(68分・35mm・白黒)
3 エノケンのちゃっきり金太[総集篇](72分・35mm・白黒)
4 純情二重奏[総集篇](72分・35mm・白黒)
5 鴛鴦(おしどり)歌合戦(69分・35mm・白黒)
6 支那の夜[前後篇](126分・35mm・白黒)
7 そよかぜ(60分・35mm・白黒)
8 鋪道の囁き(84分・35mm・白黒)
9 東京キッド(81分・35mm・白黒)
10 ロマンス娘(97分・35mm・カラー)
11 初春狸御殿(83分・35mm・カラー)
12 嵐を呼ぶ楽団(108分・35mm・カラー)
13 香港の夜(118分・35mm・カラー)
14 乾杯!ごきげん野郎(90分・35mm・白黒)
15 銀座の恋の物語(93分・35mm・カラー)
16 ニッポン無責任野郎(86分・35mm・カラー)
17 アスファルト・ガール(88分・35mm・カラー)
18 君も出世ができる(100分・35mm・カラー)
19 ホラ吹き太閤記(98分・35mm・カラー)
20 恋と涙の太陽(89分・35mm・カラー)
21 夢は夜ひらく(81分・35mm・カラー)
22 ザ・スパイダースの 大進撃(82分・35mm・カラー)
23 帰って来たヨッパライ(80分・35mm・カラー)
24 世界はボクらを待っている(87分・35mm・カラー)
25 恋の大冒険(93分・35mm・カラー)
26 夜の歌謡シリーズ なみだ恋(73分・35mm・カラー)
27 急げ!若者(85分・35mm・カラー)
Calendar 上映・展示カレンダー
上映・展示カレンダー
The National Museum of Modern Art, Tokyo