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大ホール・小ホール

第36回PFF

36th Pia Film Festival

※上映作品、上映日時によっては会場が小ホールのものもございます。

2014.9.13-9.25
作品詳細
AwardI 9/16(火) 6:30pm 9/19(金) 3:30pm  
ネオ桃太郎
(20分/カラー)

俺の、俺による、俺のため(だけの)桃太郎。各自のエゴが激突するとき、現場は修羅場と化す…

大学の映画サークルの熱き連中が廃工場で撮影中…タイトルは『ネオ桃太郎』だ!が!監督は夢中過ぎて周りが見えてない。主演は無闇に役に入り込んでいる。撮影監督はサークルOBで扱いづらい。現場で女口説いてる奴がいる…さまざまな撮影アルアルを乗り越えて、さあ『ネオ桃太郎』は完成できるのかーっ!?
劇団兄貴の子供主宰でもあり「本当に笑えるコメディ」を撮る事で知られる鬼才・小田学監督がついにPFFに乗り込んできた!彼が今回題材に選んだのはズバリ「映画撮影」だ。ココで描かれるさまざまは、もしこれがスポーツサークルであっても旅行サークルであっても料理サークルであっても成立する普遍性がある。だから誰もが爆笑しながら涙するのだ! 僕も涙した。そう『ネオ桃太郎』は映画撮影をする全ての者が涙する「爆笑巨編」なのだ! 文:小林でび(映画監督・役者)

監督:小田 学(33歳/埼玉県出身)

モーターズ
(83分/カラー)

ぼくらの擦れ違いが、やがて季節に変わる。あなたに会えて、きっとよかった。

田舎の整備工場で働く田中は、うだつのあがらない日々を過ごしている。新入りのタケオもバンドがしたくて仕事をすぐ辞めることになるが、職場の面々は彼を優しく迎える。そんな中、一組のカップルが車の修理にやって来た。その彼女に淡い恋心を抱く田中だったが…不器用だけど愛らしい人間模様が映画の時間を充たしていく。
どんな映画にも終わりがくる。それは寂しいことだけど、優しいことだ。ある限られた季節の出会いと別れを写し取ったこの映画も、やはり83分で終わる。しかし、心の時間に風が吹き込んでくるような感触は、この先も色褪せることはないだろう。彼らのような魅力溢れる人間たちと擦れ違うために、明日も映画を見るのだから。渡辺大知監督のデビュー作『モーターズ』は映画の喜びそのものだ。ブラボー! 文:小原 治(映画館スタッフ)

監督:渡辺大知(23歳/兵庫県出身)

■PFFアワード監督の来場予定およびゲスト来場の追加情報は随時PFF公式ホームページで発表します。
■やむを得ない事情により、プログラムおよび来場ゲストが変更になる場合がございます。
■全プログラムとも、録画・録音機器、及びPCの会場への持ち込みは禁じられています。

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The National Museum of Modern Art, Tokyo