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Screening 上映・企画情報
大ホール

よみがえる日本映画vol.2[東映篇]
―映画保存のための特別事業費による

The Little Known Japanese Cinema vol.2
-NFC's Newly Acquired Collection from Major Film Studios
2011.5.3-5.22

2011年5月3日(火)~5月22日(日)

開催要領

電力事情など地震の影響に配慮しながら、施設の一部閉室、または時間短縮による開室を行っています。今後の状況により急遽スケジュールが変更される可能性もございます。最新の情報は、当館ホームページ又はハローダイヤルにてご確認願います。


片岡千恵蔵と市川右太衛門2大スター共演による『にっぽんGメン 第二話 難船﨑の血鬪』(1950年、松田定次監督)、戦後初の忠臣蔵映画『赤穗城』(1952年、萩原遼監督)、『大菩薩峠』三部作(1953年、渡辺邦男監督)など、東映初期の作品を特集。
―原版素材の整備で再上映が可能となった日本映画の数々をフィルムセンターの大スクリーンでお楽しみください。

大ホール
定員=310名(各回入替制)
料金=一般500円/高校・大学生・シニア300円/小・中学生100円/障害者(付添者は原則1名まで)、キャンパスメンバーズは無料
発券=2階受付
・観覧券は当日・当該回のみ有効です。
・発券・開場は開映の30分前から行い、定員に達し次第締切ります。
・学生、シニア(65歳以上)、障害者、キャンパスメンバーズの方は、証明できるものをご提示ください。
・発券は各回1名につき1枚のみです。

★開映後の入場はできません。
★5月の休館日:月曜日、5月23日(月)-5月26日(木)

 フィルムセンターでは、平成21年度補正予算から映画保存のための特別事業費を得て、通常の収集活動では困難なフィルム・コレクションの拡充や原版素材の整備に取り組んできました。事業の実施にあたっては、次のような二つの方針が定められました。

(1)フィルムセンターがこれまでに収集した貴重なフィルムから保存用のネガと上映用のニュー・プリントを作成する。
(2)映画会社が保管している旧作映画のうち、既にネガが失われマスター・ポジ、上映プリントのみが残されている作品を調査して、ネガとニュー・プリントの作成を行う。

今回の特別事業により、既存のコレクションからの原版作成は159作品、映画会社からの購入は173作品、総数では332作品(フィルムの総数は909本)が新たにフィルムセンターのコレクションとして収蔵されることになりました。とりわけ後者は、これまでフィルムセンターでの収集がかなわなかった作品、映画館のスクリーンでは久しく見ることができなかった作品がほとんどを占めています。それらをまとめて紹介する特集の第2弾となる今回は、東映株式会社からの購入作品を取り上げ、その前身にあたる東横映画時代を含む初期作品や、同社が得意とするシリーズもの、著名監督による秀作など、20本(18プログラム)の作品を紹介します。知られざる日本映画の数々をフィルムセンターの大スクリーンでお楽しみください。

本特集で上映される作品のプリントは、平成21年度補正予算の映画保存のための特別事業費により、作成されたものです。本事業の実施にあたっては、社団法人日本映画製作者連盟加盟社等映画会社各社および現像所各社のご協力をいただきました。


Calendar 上映・展示カレンダー
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The National Museum of Modern Art, Tokyo