大映創立10周年記念作。光源氏の巡る女性遍歴の物語が、長谷川一夫とスター女優たちの競演で描かれる。長大な原作は約1年半の物語に脚色され、さらに淡路(京)という新たに創造した人物を登場させるなどの独自性が指摘できる。水谷浩による豪奢なセット・デザインと、カンヌ映画祭撮影賞を受賞した杉山公平の映像も見所。「キネマ旬報」ベストテン7位。
大ホール
源氏物語
大映創立10周年記念作。光源氏の巡る女性遍歴の物語が、長谷川一夫とスター女優たちの競演で描かれる。長大な原作は約1年半の物語に脚色され、さらに淡路(京)という新たに創造した人物を登場させるなどの独自性が指摘できる。水谷浩による豪奢なセット・デザインと、カンヌ映画祭撮影賞を受賞した杉山公平の映像も見所。「キネマ旬報」ベストテン7位。 '51(大映京都)(監)吉村公三郎(脚)新藤兼人(撮)杉山公平(美)水谷浩(音)伊福部昭(出)長谷川一夫、大河内傳次郎、木暮實千代、水戸光子、京マチ子、乙羽信子、堀雄二、本間謙太郎、菅井一郎、進藤英太郎、小澤榮 ■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演 |
|