近松の「大経師昔暦」を下敷におさん茂兵衛の悲恋を描いた溝口健二の代表作。香川は茂兵衛に思いを寄せる奉公人のお玉役（完成作品では南田洋子）から急遽おさん役（当初は木暮実千代を予定）に抜擢され、体当たりで大役に挑んだ。「後の私の女優人生を支える映画となったといっても過言ではない」。
大ホール
近松物語
（102分・35mm・白黒）
（102分・35mm・白黒）
'54（大映京都）おさん（監）溝口健二（原）近松門左衛門（脚）依田義賢（撮）宮川一夫（美）水谷浩（音）早坂文雄（出）長谷川一夫、進藤英太郎、小澤榮、南田洋子、菅井一郎、田中春男、石黒達也、浪花千榮子、十朱久雄、荒木忍
■（監）＝監督・演出 （原）＝原作・原案 （脚）＝脚本・脚色 （撮）＝撮影 （美）＝美術・装置 （音）＝音楽 （出）＝出演
■クレジット中の赤字は香川京子の役名です。
■スタッフ、キャストの人名は原則として公開当時の表記を記載しています。
■特集には不完全なプリントが含まれていることがあります。
■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。
