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Exhibition 企画・展示情報

生誕百年
映画女優 田中絹代

Film Actress Kinuyo Tanaka at her Centenary [Exhibition]
2009.9.4-12.20
会場

東京国立近代美術館フィルムセンター 展示室(企画展)

会期

2009年9月4日(金)~12月20日(日)
*9月28日(月)~10月5日(月)は休館いたします。

開室時間

11:00am-6:30pm
(入場は6:00pmまで)

休室日

月曜日、9月28日(月)~10月5日(月)

観覧料

一般200円(100円)/大学生・シニア70円(40円)/高校生以下及び18歳未満、障害者(付添者は原則1名まで)、MOMATパスポート、キャンパスメンバーズは無料

*料金は常設の「展覧会 映画遺産」の入場料を含みます。
*( )内は20名以上の団体料金です。
*学生、シニア(65歳以上)、障害者、MOMATパスポート、キャンパスメンバーズの方は証明できるものをご提示ください。
*フィルムセンターが主催する上映会をご覧になった方は当日に限り、半券のご提示により団体料金が適用されます。
*11月1日(中央区まるごとミュージアム)、11月3日(文化の日)、11月12日(天皇陛下御在位20年記念)は無料観覧日です。

主催

東京国立近代美術館フィルムセンター

特別協力

下関市、芸游会

 日本映画が生んだ数々の輝かしいスターの中でも、田中絹代ほどつねに映画界の中央を歩み続け、少女時代から晩年まであらゆる時代に輝きを見せた女優はいないでしょう。1909年11月29日、山口県下関市に生まれた田中絹代は1924年に松竹下加茂撮影所に入所、鈴木伝明と共演した青春映画をはじめ可憐な演技がたちまち評判を呼び、国民的アイドルの座を獲得します。やがて上原謙と共演した『愛染かつら』シリーズ(1938-39年)では人気の絶頂を迎えますが、さらに戦後も、溝口健二監督の『西鶴一代女』(1952年)や『雨月物語』(1953年)、小津安二郎監督の『宗方姉妹』(1950年)や『彼岸花』(1958年)、五所平之助監督の『煙突の見える場所』(1953年)、木下惠介監督の『楢山節考』(1958年)、成瀬巳喜男監督の『流れる』(1956年)、市川崑監督の『おとうと』(1960年)など、巨匠監督たちの信頼を得て成熟した女優の魅力を加えました。晩年には『サンダカン八番娼館 望郷』(1974年)の名演が国内外で評価され、1977年の逝去後も映画一筋に生きた伝説のスターとして語り継がれています。また、『恋文』(1953年)を皮切りに6本の作品を監督した田中絹代は、日本初の本格的な女性監督としても映画史に残る人物です。
 開館間もない1971年、ご本人を迎えて、初の女優特集「田中絹代特集 女優の歩みにみる日本映画史」を開催したフィルムセンターにとっても、田中絹代はかかわりの深い存在です。この展覧会は、「田中絹代ぶんか館」の開館を控えた生地の下関市や、田中絹代の膨大な遺品を管理してきた芸游会の特別協力のもと、両団体の保存する遺品とフィルムセンターの所蔵資料を合わせて、半世紀以上にわたるその華麗な映画人生に迫ります。上映企画「生誕百年 映画女優 田中絹代」とともにお楽しみください。

●関連企画(上映)
生誕百年 映画女優 田中絹代(1)
2009年10月6日(火)-11月15日(日)
生誕百年 映画女優 田中絹代(2)
2009年11月17日(火)-12月27日(日)
フィルムセンター大ホール(2階)

Ⅰ 永遠のアイドル・絹代
◆ 絹代のアメリカ渡航
Ⅱ 国民的スターの座へ
Ⅲ 映画監督・田中絹代
Ⅳ 円熟の時代
◆ 絹代の遺品から

関係者・専門家によるギャラリー・トークを開催いたします。

※申込不要、参加無料(展示室の観覧券は必要です)。
※当日の企画上映チケットの半券をご提示いただくと、割引が適用されます。

日程: 2009年9月26日(土)
時間: 3:00pm-

ゲスト:大場正敏氏(前フィルムセンター主幹)
テーマ:「フィルムセンターの田中絹代」
※終了しました。

日程: 2009年10月23日(金)
時間: 2:45pm-

ゲスト:藤井浩明氏(元大映プロデューサー、『流転の王妃』企画)
テーマ:「『おとうと』と『流転の王妃』―大映の田中絹代」
※終了しました。

日程: 2009年11月28日(土)
時間: 4:00pm-

ゲスト:梶山弘子氏(芸游会代表、映画スクリプター) 
テーマ:「田中絹代と小林正樹監督―絹代資料をめぐって」
※終了しました。

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The National Museum of Modern Art, Tokyo