CARTEBLANCHE
CARTE BLANCHE
カルト・ブランシュ ―期待の映画人・文化人が選ぶ日本映画―
この人が、この映画を勧める。
※2009年~2012年に開催しました。
カルト・ブランシュ(Carte Blanche)とは、白紙委任状という意味のフランス語。
最前線で活躍中の映画人や文化人が、フィルムセンターの日本映画コレクションから自由に作品を 選定し、上映と解説を行います。
フィルムセンターとエイベックス、PFFぴあフィルムフェスティバルが共同で開催する学生のための特別イベントに、ふるってご参加ください。
会場:東京国立近代美術館フィルムセンター 小ホール(地下1階)
主催:東京国立近代美術館フィルムセンター、エイベックス・ミュージック・パブリッシング株式会社、ぴあ株式会社
企画協力:株式会社REALWAVE
第1回
菊地成孔氏がセレクト&解説
聞き手:GAMO氏
『クレージー黄金作戦』
(1967年 坪島孝監督 157分・35mm・カラー)
企画タイトルにかえて 菊地成孔
DVD BOXやCS/BSチャンネル、動画サイト等の定着によって、好事家はいつでもクレージーキャッツのコンテンツを自宅でゆったり観れる時代が来ました。とはいえワタシは、過去何度も「再評価」「リメイク」がなされながら、それらが総て失敗に終わって来たクレージーキャッツが、ある世代の好事家のノスタルジアという事でディアゴスティーニ的に確定してしまうのはまだ、ほんの少々早いと思っていますし、様々な局面が「戦前」ばかりを想起させている現在、クレージーの、特に「黄金作戦」を大スクリーンで、大勢で観る事は、個人的にも、社会的にも非常に有益だと考え、この機会を使わせて頂きました。
菊地成孔 Naruyoshi Kikuchi (音楽家/文筆家/音楽講師)
ジャズメンとして活動/思想の軸足をジャズミュージックに置きながらも、ジャンル横断的な音楽/著述活動を旺盛に展開し、ラジオ/テレビ番組でのナヴィゲーター、選曲家、批評家、ファッションブランドとのコラボレーター、映画/テレビの音楽監督、プロデューサー、パーティーオーガナイザー等々で、一貫する高い実験性と大衆性、独特のエロティシズムと異形のインテリジェンスによって性別、年齢、国籍を越えた高い支持を集め続けている。2010年、10年間の全 仕事をUSBメモリに収録した「闘争のエチカ」を発売。最新アルバムはDCPRG「SECOND REPORT FROM IRON MOUNTAIN USA」。
GAMO (東京スカパラダイスオーケストラ)
スカをベースにジャンルにとらわれない幅広い音楽性“TOKYO SKA”で、日本に留まらず多数の海外ツアーでも、20年以上に渡り成功を収め続けている「東京スカパラダイスオーケストラ」のテナーサックスを担当。
第2回
~貴方の江戸時代の見方、変わります!~
古谷経衡氏がセレクト&解説
聞き手:タイラヨオ氏
『郡上一揆』
(2000年 神山征二郎監督 112分・35mm・カラー)
古谷経衡 Tsunehira Furuya (アニメ評論家、著述家)
1982年北海道札幌市生まれ。立命館大学文学部卒。WEBコンサルタント業を経て2010年より独立。アニメ評論を中心に、多分野でのコラムを得意とする。現在、雑誌編集や電子書籍のデザイン、イベント企画などを手がける他、著作、執筆、ニコニコ生放送など活動領域は幅広い。大学生時代は映画専門学校にダブルスクールし、自主制作映画を撮影するなど映画に対する情熱は人一倍。週に1回は必ず映画館へ通う。
タイラヨオ Yo Taira (作詞家・シンガーソングライター・ラジオパーソナリティー)
米ロサンゼルスのカレッジを経営学専攻で卒業後音楽活動を開始。倖田來未、YA-KYIM、Love(LDH)、ピコ(アニメ『よりぬき銀魂さん』EDテーマ)などへ歌詞を提供。オリジナルアルバム『イキYO!YO!と生きよう』販売中。
第3回
~オズの東京、オリザの東京~
平田オリザ氏がセレクト&解説
聞き手:深田晃司氏
『東京物語』
(1953年 小津安二郎監督 136分・35mm・白黒)
平田オリザ Oriza Hirata (劇作家・演出家、大阪大学教授)
1962年東京生まれ。1995年『東京 ノート』で岸田國士戯曲賞、2003 年『その河をこえて、五月』で朝日舞台芸術賞グランプリ受賞。フランスを中心に世界各国で作品が上演・出版されている。その演劇ワークショップの方法論は中学国語教科書にも採用された。2011年フランス文化省より芸術文化勲章シュヴァリエの叙勲を受ける。大阪大学では世界初のアンドロイド演劇にも取り組み、注目を集めている。
深田晃司 Koji Fukada (映画監督)
1980 年東京生まれ。2002年から2004年までに長短篇3本の自主映画を監督。2005年青年団演出部に入団、青年団の俳優とともに映画製作を開始する。 2006年に『ざくろ屋敷』、2009年に長篇映画『東京人間喜劇』を発表。最新作『歓待』で第23回東京国際映画祭日本映画「ある視点」部門作品賞を受賞。
参加料
会場=東京国立近代美術館フィルムセンター 小ホール
2012年8月20日[月]チケット販売開始
当日参加料:大学・高校生 500円/一般1000円
小・中学生、障害者(付添者は原則1名まで)500円
- 当日券(当日・当該回のみ有効)は、会場受付にて各回上映30分前から開映時刻まで販売します。
発券=地下1階受付 - 開場は開映の30分前から行い、定員に達し次第締切となります。
- 学生、障害者の方は、証明できるものをご提示ください。
- 発券は各回1名につき1枚のみです。
- 開映後の観覧券の販売はいたしません。
- 前売参加料(日時指定・全席自由席):800円(Pコード550-175)
- 前売券は、8月20日から各上映日の2日前までチケットぴあ[全国のチケットぴあ店舗、サークルK・サンクス、セブンイレブンでの直接購入またはインターネット]にて販売します。
電話予約(0570-02-9999)は各上映日の5日前までの受付となります。 - フィルムセンター窓口での販売はございません。
- 前売券は指定の日時のみ有効で、払い戻しはできません。
お問い合わせ:ハローダイヤル03-5777-8600