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  • 2023.3.18

映画史家・塚田嘉信 そのコレクションと業績

Film Historian Yoshinobu Tsukada: His Collection and Achievement

概要

主催:国立映画アーカイブ、東京国立近代美術館、科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)基盤研究(C)「塚田嘉信コレクションを起点に初期映画史を読み直す」(研究代表者・入江良郎)
協力:科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)基盤研究(C)「明治末期から戦中期までの映画に描かれた/描かれなかった天皇・皇族の表象」(研究代表者・紙屋牧子)

日時:2023年3月18日(土) 1:30pm~5:00pm(1:00pm開場)
会場:国立映画アーカイブ 小ホール(地下1階)
定員:151名(事前申込制、自由席)
料金:無料

受付は終了いたしました
お申込はこちらのページから

映画史を発掘する

塚田嘉信(つかだ・よしのぶ、1929-1995)は、日本映画史の研究に高度な実証研究の扉を開いた映画史家である。公刊された書籍は『日本映画史の研究』(1980年)のみであったが、膨大な映画史資料の収集をベースにした研究成果は『映画史料発掘』(1970~1989年)ほか私家版の冊子で盛んに公表され、その緻密きわまる分析は多くの研究家が依拠するところとなった。

しかし1995年の急逝によりその研究は中断され、またその資料コレクションも長くベールに包まれていたが、それから20年以上を経た2018年にご遺族からご寄贈のお申し出をいただいた当館は、これら資料の整理作業を進めることとなった。また、2020~2022年度の科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)基盤研究(C)「塚田嘉信コレクションを起点に初期映画史を読み直す」においては、同資料の調査、目録化、デジタル化等を目的とする3年間のプロジェクトに取り組んできた。同研究が最終年度の終わりを迎えるにあたって開催される本イベントは、同コレクションの内容と意義を紹介するともに、それを媒介にした研究成果を発表する貴重な機会となる。

 

プログラム

イントロダクション
1:30~1:35 研究プロジェクト「塚田嘉信コレクションを起点に初期映画史を読み直す」について
 入江良郎(研究代表者、国立映画アーカイブ主任研究員/東京国立近代美術館主任研究員)
1:35~1:45発表「よみがえる塚田嘉信コレクション─資料の受け入れと今後の活用」
 岡田秀則(国立映画アーカイブ主任研究員/東京国立近代美術館主任研究員)
  
塚田嘉信の功績
1:50~2:50基調講演「塚田嘉信氏旧蔵資料に就いて」
 本地陽彦(日本映画史研究家)
 <休憩>
3:05~3:25発表「塚田嘉信旧蔵 (創刊号を中心とした)雑誌コレクション調査報告」
 佐崎順昭(国立映画アーカイブ客員研究員)
  
塚田嘉信コレクションを用いた研究発表
3:30~3:50発表「映画を二番目にみた女性皇族─初期映画と皇室の関わり」
 紙屋牧子(玉川大学芸術学部非常勤講師)
3:55~4:15発表「『南極探檢活動寫眞』(1912)関連資料の同定研究─『活動写真機械及フィルム定価表』(1912)に見る最古の長篇記録映画」
 大傍正規(国立映画アーカイブ主任研究員/東京国立近代美術館主任研究員)
4:20~4:40発表「『北清事変活動写真』と『新製活動写真』─最古の映画商社・吉澤商店における映画製作の起源」
 入江良郎

 

受付は終了いたしました。

 申込方法

申込フォームからお申込ください。原則、お申込後1週間以内に受付票をメールにてお送りします。受付票の送付をもって申込受付完了となります。定員(151名)に達し次第しめきります。
※パソコン・携帯でのドメイン設定で@nfaj.go.jpを受信可能にして頂きますようお願いいたします。

*お申込みの前に必ず「参加をご希望の方へのお願い」をご覧ください。

入場方法

開始の30分前から、受付票の受付番号順にご入場いただきます。受付票の提示がない場合はご入場いただけませんのでご注意ください。

 

お申込の際にいただきます個人情報は、「映画史家・塚田嘉信 そのコレクションと業績」に関するご案内の目的のみに利用し、第三者への提供は行いません。

・37.5℃以上の発熱等のある方は、入館の見合わせをお願いします。
・咳エチケットにご協力ください。
・館内で体調を崩された場合は、スタッフにお知らせください。
・手洗いや手指の消毒にご協力ください。
・入退場やご観覧の際は、互いに適切な距離を保つようお願いします。
・ホール内での飲食は、蓋の閉まる飲み物以外は禁止です。
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