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特別展示
『浮雲』再現セット

会期:2005年8月20日(土)-12月25日(日)
*月曜日は休館
会場:東京国立近代美術館フィルムセンター7階展示室ロビー
料金:無料
再現セット

 「生誕百年特集 映画監督 成瀬巳喜男」(大ホール)の会期中、フィルムセンター7階展示室ロビーにて、『浮雲』(東宝、1955年)再現セットの展示を行います。これは、世田谷文学館の「生誕100年 映画監督・成瀬巳喜男」展(2005年1月29日-4月10日)のために組まれたセットを、あらためてフィルムセンター用に再生・移築し公開するもので、同作品で中古智美術監督の助手を務めた竹中和雄氏が当時のスケッチや図面を参考に、ゆき子(高峰秀子)の部屋を再現しています。

 会場では、やはり『浮雲』で照明助手を務めた小嶋眞二氏の協力により照明機材の展示を行い当時のセット撮影の雰囲気を再現。また、再現セットの解体搬出作業、搬入設営の模様を記録した映像を放映し、映画美術の実際とその一端をわかりやすく紹介します。

デザイン:中古智
監修:竹中和雄
大道具:吉田美術
装飾:東宝映像美術
照明:小嶋眞二
再生監修:日本映画・テレビ美術監督協会
星埜恵子
主催:東京国立近代美術館フィルムセンター
協力:世田谷文学館、日本映画・テレビ照明協会、東宝スタジオ、東宝スタジオサービス、多摩美術大学造形表現学部映像演劇学科、日本デザイナー学院、ライトシップ
大久保賢一、宮武嘉昭、矢内京子、竹内悦子