林芙美子、最晩年の長篇小説の映画化。敗戦後の世情の中で転落してゆく一組の男女を描きつつも、メロドラマの枠を超えていまなお壮絶な光彩を放つ成瀬巳喜男不朽の傑作。撮影に際しては、高峰秀子と森雅之は厳しい食事制限を実行、時には貧血に悩まされつつも、人心すさんだ時代の人物像に挑んだという。
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浮雲
(122分・35mm・白黒) 林芙美子、最晩年の長篇小説の映画化。敗戦後の世情の中で転落してゆく一組の男女を描きつつも、メロドラマの枠を超えていまなお壮絶な光彩を放つ成瀬巳喜男不朽の傑作。撮影に際しては、高峰秀子と森雅之は厳しい食事制限を実行、時には貧血に悩まされつつも、人心すさんだ時代の人物像に挑んだという。 '55(東宝)(監)成瀨巳喜男(原)林芙美子(脚)水木洋子(撮)玉井正夫(美)中古智(音)齋藤一郎(出)髙峰秀子、森雅之、岡田茉莉子、山形勲、中北千枝子、加東大介、木匠マユリ、千石規子、村上冬樹、大川平八郎、金子信雄、ロイ・H・ジェームス ■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (出)=出演 |
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