戦国の世に、金欲に取り憑かれて妻まで犠牲にした男どもが、妖しい幻に翻弄されてすべてを失ってゆく様を、厳密に構築されたなまめかしいキャメラ移動を駆使して描写する。上田秋成の怪奇文学を基にした川口松太郎の連載小説を、依田義賢が脚本にしたもので、その幽玄な世界は映画作家“ミゾグチ”の最高峰として世界に認められている。
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雨月物語
(97分・35mm・白黒) 戦国の世に、金欲に取り憑かれて妻まで犠牲にした男どもが、妖しい幻に翻弄されてすべてを失ってゆく様を、厳密に構築されたなまめかしいキャメラ移動を駆使して描写する。上田秋成の怪奇文学を基にした川口松太郎の連載小説を、依田義賢が脚本にしたもので、その幽玄な世界は映画作家“ミゾグチ”の最高峰として世界に認められている。 '53(大映京都)(監)溝口健二(原)上田秋成(脚)川口松太郎、依田義賢(撮)宮川一夫(美)伊藤熹朔(音)早坂文雄(出)京マチ子、水戸光子、田中絹代、森雅之、小澤榮、青山杉作、羅門光三郎、香川良介、上田吉二郎、南部彰三、毛利菊枝 ■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (出)=出演 |
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